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平成20年第 4回定例会−12月19日-05号

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  1. 守谷市議会 2008-12-19
    平成20年第 4回定例会−12月19日-05号


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    最終取得日: 2022-12-18
    平成20年第 4回定例会−12月19日-05号平成20年第 4回定例会                 平成20年第4回              守谷市議会定例会会議録 第5号        ──────────────────────────          平成20年12月19日 午前10時12分開議        ────────────────────────── 1.出席議員 20名     議長 18番 又 耒 成 人 君  副議長 13番 伯耆田 富 夫 君         1番 高 梨 恭 子 君       2番 高 木 和 志 君         3番 鈴 木   榮 君       4番 高 橋 典 久 君         5番 浅 川 利 夫 君       6番 山 崎 裕 子 君         7番 酒 井 弘 仁 君       8番 川 名 敏 子 君         9番 唐木田 幸 司 君      10番 市 川 和 代 君        11番 尾 崎 靖 男 君      12番 佐 藤 弘 子 君        14番 松 丸 修 久 君      15番 梅 木 伸 治 君        16番 平 野 寿 朗 君      17番 山 田 清 美 君        19番 中 田 孝太郎 君      20番 倉 持   洋 君 1.欠席議員
            な し 1.出席説明者        市長                 会 田 真 一 君        副市長                西 野 賢 一 君        教育長                北 村 裕 信 君        総務部長               橋 本 孝 夫 君        生活経済部長             下 村 文 男 君        保健福祉部長福祉事務所長      茂 呂   茂 君        都市整備部長             石 塚 秀 春 君        教育部長               弘 澤   廣 君        総務部次長兼企画課長         笠 川 悦 範 君        総務部次長収納推進室長       横 瀬   博 君        生活経済部次長兼くらしの支援課長   松 丸 美恵子 君        保健福祉部次長児童福祉課長福祉事務所次長                           比 前 静 代 君        都市整備部次長都市計画課長     笠 見 吉 代 君        教育次長学校教育課長        染 谷   隆 君        会計管理者兼会計課長         寺 田 功 一 君        生活経済部参事補経済課長      椎 名 一 夫 君        農業委員会事務局長          瀬 尾 勝 重 君        秘書課長               岡 田 宏 美 君        上下水道課長             山 中   毅 君 1. 本会議に職務のため出席した者        議会事務局長             高 橋 繁 樹        書記                 菅 谷 智 弘 1.議事日程        ──────────────────────────              議 事 日 程 第 5 号                        平成20年12月19日(金曜日)                              午前10時12分開議 日程第1.市政に関する一般質問     13.唐木田 幸 司 議員     14.高 橋 典 久 議員     15.佐 藤 弘 子 議員     16.平 野 寿 朗 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時12分開議 ○議長(又耒成人君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  また,本日,上下水道事務所長から欠席の申し出がありましたので,これを許可し,上下水道課長の出席を求めました。  本日の日程は,昨日に引き続き市政に関する一般質問であります。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(又耒成人君) それでは,順次発言を許します。  初めに,通告順位12番,唐木田幸司君,登壇を願います。  唐木田幸司君。               〔9番唐木田幸司君登壇〕 ◆9番(唐木田幸司君) 通告順12番,唐木田幸司でございます。  最近のニュースによりますと,各地でことしもインフルエンザがはやり始めたということでございます。今までに比べますと,2番目に早い発生だそうですね。もちろん鳥インフルエンザではないので,通常の風邪でございますので,それほど驚くには当たらないのかもしれませんけれども,やはり風邪は万病のもとと言われておりますので,体力をつけること,そして昨日のお話では,市長も既に予防注射を済ませたよということでございますので,予防注射は大事ですし,それに,何といっても帰宅したときにはうがいと手洗い,そして予防のためにマスクを着用すると。マスクでございますよ。これが大事じゃないかなと思っております。  さて,今回,平成20年の4回目の定例会なんですけれども,実は前回平成20年3回目の私の一般質問のときでございます。その前日,9月15日アメリカリーマンブラザーズ倒産をいたしました。そのときポールソン財務長官は,記者会見で,リーマンブラザーズを助けることなど最初から考える気さえなかったと発言されました。まさに倒産しても当然だと言わんばかりの発言をされたわけでございます。確かに,ハイリスクハイリターンの投資を行っており,経営陣はそれこそ何十億というようなお給料をいただいていたわけですから,その会社が倒産するということについて,国民が払っている税金を投入するということは,国民感覚からしますと倫理的には許されなかったんでしょうけれども,あのとき既にアメリカ政府は二つの金融機関を助けておりましたので,てっきりリーマンも助けるんじゃないかなと思っていた,世界じゅうの期待を見事に裏切ってしまったわけであります。  あのポールソン財務長官記者会見を聞きまして,私,正直がっかりいたしました。もうがっかりしたんです。その様子は,私の前の方に座っていた議員の方々何人かにも指摘をされたぐらい,きょうは大丈夫かいと言われたぐらいに,本当にがっかりしました。  100年に一度と言われるような世界不況の,まさに引き金を引いてしまったんじゃないかなと,私,まさかここまで経済が大変になるとは思いもしませんでしたけれども,今,アメリカのビッグスリー,これを救済しようとか,あるいはしないとか,あるいは世界の不況に歯どめをかけるためにすごいコストをかけなきゃならない現状を考えますと,あのときもしリーマンブラザーズを助けていたら,ここまで世界を不況に陥れることはなかっんじゃないかなと,歴史に「たら,れば」というのはないんですけれども,考える次第でございます。  それを考えますと,いかに行政の担当者の,あるいはトップの判断というものが重要であるかなということをしみじみ感じたわけでございます。  そしたまた,一般質問の前日でございます。12月16日アメリカのFRBは,いわゆる日本の公定歩合に当たりますかね。FF金利をゼロ%に引き下げました。これによって,私が学校で習ったケインズの経済理論なんかがまさに吹っ飛んじゃったわけでございます。アメリカは,もう何でもありという状態でございます。経済的にいうと禁じ手を,いわゆるやってはいけない手を,最後の一線を越えてしまったわけでございます。  つまり自分のところで発行した国債を自分でお金を出して買って回収するよ,市中に幾らでも輪転機回してお札をばらまきますよということでございますから,これが行き過ぎますと,インフレというのは一たん起こるとなかなかコントロールできませんから,第1次世界大戦のドイツ,ナチスが台頭する前ですよ。パン一切れを買うために荷車いっぱいのお札を持って買いに行ったという,ああいうことが起こるかもしれない。もちろん今は世界協調が行われるでしょうから,あのときとは事態は同じではないんですけれども,まさに歴史的な決断をアメリカはした。  個人的に思いますと,どうして一般質問の直前になるといつもこういう経済的な大事件が起こるんだろうかと不思議でなりません。そして,これ以後,大きく何かが世界では変わるであろうということを私は確信いたしております。  まさに,よく皆さん,パンドラの箱ということを聞くと思うんです。アメリカは,そのパンドラの箱をあけてしまったんです。箱の中には,不況であるとか,失業であるとか,倒産など,世界の悪いことがいっぱい詰まっていました。それが一斉に飛び出しちゃったんです。じゃあ,全くこの先何も光明が見えないのかなと思うと,パンドラの箱の中には,最後に希望というものが残されていたそうでございます。  茨城県,あるいは日本,そして当守谷市でも,先日お答えになられましたよね。企業の業況判断というものが急速に悪化しているんだよということを伺いました。しかし,人間というものは,この進んでいく先に希望という光明があれば,苦しいことも今は耐えられるものでございますから,ここで,一つお土産として,希望というお話をいたします。  これはあくまでも私が計算したものですから,正確じゃないかもしれないんですけれども,戦後60年の間にアメリカは,何度か景気の後退期,いわゆる不況という期間がございます。何度も迎えております。その長さは,これ計算すると意外に短いんですよ。私の計算では18カ月になっております。つまり1年半我慢すれば,景気はもう底を打つんだよということに,過去の歴史ではそうなっています。  では,一体いつから不景気は始まったんだろうかということでございますけれども,これ,つい先日,小さな記事だったんですけれども,発表されております。何とアメリカの景気が後退したのは,指数的には,去年の12月から既にアメリカの景気は悪化し始めたということでございます。ですから,先ほどの話かぶりますと,既に12カ月は過ぎているわけでございますから,あと6カ月我慢をすれば,それを過ぎれば,指数的にはアメリカの景気は上昇に転じるはずでございます。  ただし,指数と,我々が実感できるようになるには6カ月ぐらいのタイムラグがございます。そうですよね。我々が景気悪くなったなと感じたのは,ことしの6月以降ですよね。ですから,あと6カ月後に指数が景気回復するんだよとは言われましても,その6カ月後に,我々もやっと,どうやら底を打ったなと感じられるんじゃないかなと思います。つまり早くても2009年,来年の12月,このころに我々もそろそろ,ああ,もう最悪期は脱したなと言えるんじゃないかなと思います。つまりこの1年間,これが一番つらい。この1年を何とか我慢しようということでございます。  ただ,何度も申しますが,これは60年間の平均ですから,100年に一度の大不況ということになりますと,この法則が当てはまるかどうかは,これは神様しかわかりません。  ちょっと前置きが長くなってしまいますので,お話を本題に戻します。  本日伺いますのは,1,年金から住民税も天引き,これは拒否できないんでしょうかということ,そして2,上下水道料金の突然の値下げ,これはどういうことですかということで,この大きな二つの項目について伺いたいと思います。  平成20年3月,前回の定例会で,市民税を年金から特別徴収する,早い話が天引きすると,そのための予算が決まりました。これをお話したところ,国の指導で全国の各自治体ではやらざるを得ないんですよということでございます。ここで考えていただきたいのは,今や後期高齢者制度も余り評判がよくなくて,見直そうじゃないかというふうな,検討されようとしております。そんな時期,その後期高齢者の資金も,本来であれば,年金から天引きする,その制度も嫌われている原因の一つになっているんじゃないか。天引きするのは何だということで,制度自身が嫌われている可能性もございます。  そんな中にありまして,守谷市は平成21年10月から住民税を年金から天引きしようという制度でございますが,果たしていかがなものかということでございます。  で,伺いたいのは,現在,一体何が年金から天引きされようとしているのか,あるいはこれからしようとしているのか,されているのか,まずこの項目をお示しいただきたいなと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部長橋本孝夫君。 ◎総務部長橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今現在,天引きをされておりますのが,所得税ですね。それから介護保険料,それから国民健康保険料,それからこれは一対ですが,後期高齢者医療の保険料が控除されているという状況でございます。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) 多くのものが,既に,あるいは予定としてのっているわけでございます。国の指導で守谷だけやらないというわけにはいかないんでしょうけれども,天引きされることに対して,非常に抵抗感を覚える方もいらっしゃいますし,またどうせ支払うんだから天引きしてくれた方が手間が省けるよという考えを持っていらっしゃる方もいらっしゃいます。  そんな中で,一律に天引きを強制することが好ましいことかどうかということになりますが,そこに,支払う方の選択の自由は,正直,ないものなんでしょうかねということなんですよ。  先日,説明を受けたところでは,国保,今,幾つか引いていると伺ったんですが,その中の一つの国保を天引きすることで,市役所は既に,郵送料であるとか事務の手間が省けて400万円近く経費が削減できましたよということを伺いました。この上さらに住民税を天引きすれば,また何百万円も市役所にはメリットがあるはずでございます。  昔,税金を分納すると通常どおりだけど,一括で支払うと,つまり1年分を先に払っちゃうと金額が安くなりますよという,たしか制度があったと覚えております。これ,意外に皆さん楽しみにしていた制度でございますけれども,いわゆる納税者にメリットを還元した制度でございます。  もし天引きしか選択の余地がないというのであれば,せめて各自治体で天引きされる方々に対して,役所で得られるメリットの一部でも天引きする人に対して付与することはできないものなんでしょうかね。ということを伺います。 ○議長(又耒成人君) 総務部長橋本孝夫君。 ◎総務部長橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今,議員からありましたとおり,この制度は国の制度でございますので,守谷市だけがこれを実施しないというわけにはいかないという形でございますけれども,しかもこの制度の中で,今お話に出ました報奨金みたいな,前は前納報奨金という形の中でお支払いしておりましたけれども,この前納の制度もない。つまり私ども,サラリーマンの皆さん方と同じ形ということでご理解をいただきたいと思いますけれども,毎月,毎月給与をいただきます。そうすると,それは一括して天引きされちゃうわけですね。そこにも前納という制度がないのと同じで,この年金から差し引くのに対しましても,前納という制度そのものがないという形でございますので,今のお話にありましたようなものは,できないという形でございます。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) できないということでございます。やれと言ってもできないと。どうにもならないので,次の質問にいきたいと思います。  さて,このたび選挙が行われまして,高梨議員が当選されました。ちょっと遅くなりましたが,おめでとうございます。  そして,市長選挙も行われ,市長も当選されまして,多くの方からお祝いの言葉が寄せられたと思います。私も,市長,おめ……この辺,ちょっと臭い演技でしたけれども,とまってしまいます。  といいますのは,高梨さんはもらったばかりだと思うんですけれども,「議員必携」というもの,これ議員の方皆さんお持ちだと思います。いわゆるこれ,議員のやること,あるいは考え方,ノウハウ,いわゆるハウツー本みたいなものなんですよ。大変勉強になります。皆さん一読されたかなと思うんですけれども,中でも148ページをごらんいただきますと,質問というコーナーで,一般質問のやり方,そもそもの腹構えとか,そんなことが書いてある,大変勉強になります。  もちろんこのとおりにやろうと思うのですが,なかなか現実は勉強不足でいかないんですけれども,ちょっと反省の意味を込めまして読ませていただきますと,一般質問というのは,質問内容が単純な事務的な見解をただしたり,あるいは内容の説明を要求したり,あるいは審議の段階でただせたり,あるいは道路の改修など単なる要望するものなどは,一般質問としては適当でないと書かれております。つまりこういう一般質問というのは,大所高所から政策を建設的立場で議論すべきであり,次元の高い質問を展開したいと。これはなかなか,努力しておりますが,私もできないことでございます。  また,原稿を用意して,力強い迫力のある質問を行うことが大事であると。頑張ります。その後には,また質問であるから,あくまで質問に徹すべきで,要望やお願い,お礼の言葉を述べることは厳に慎むべきものである。したがって,「おわかりでしたら,教えてください」とか,「お願いします」,あるいは「市長さん」とか,「よくわかりました。ありがとうございます」とか,「心からお礼を申し上げます」というようなことは,不適切な表現であるから言っちゃいけないよと。つまり行政と議会というのは車の両輪であり,常につかず離れず,言葉の上でも迎合したり,おもねるようなことを言っちゃいけないよ,議員として望ましくないんだよと。議員というのは,行政を監視する立場にいるのだから,つまり行政をよいしょすることないんだよと,平たく言えば書いてあるわけでございます。  私も,これを読んでいますと,うまいなと言われるんでございますけれども,私,一般質問うまいんじゃないんです。雑談がおもしろかったり,表現がわかりやすいだけでございます。常にこの議員必携を読んで勉強をさせていただきたいなと,反省もいたしております。ですから,先ほどの言葉,「お」でとまってしまうということになっております。  しかし,これ,性格がございまして,私,学校出てから30年,ほぼ見てのとおり営業畑一筋サラリーマンをやっておりました。ですから,つい「ありがとうございます」とか「よろしくお願いします」と発言してしまうんですね。今後,十分に注意してまいりたいと思います。  で,30年間営業やっていますと,いろいろなこともしました。俗に言う飛び込み訪問といいますか,戸別訪問やるんですよ。そのときの経験がトラウマになりまして,トラとウマでございます。インターホンを「ピンポーン」と押しますでしょう。「何々会社の何々です。きょうは何々の説明に伺いました」みたいなことを言うんですよ。そうすると,反応としては,よくて,「あ,じゃあカタログポストに入れておいて」,これがいい方。大概のお返事は,「あ,間に合ってます。結構です」,あるいは無言で切られちゃう。あるいはご主人がいると,「何しに来たんだ,頼んだ覚えはねえぞ」とすごまれたりする。まさに断りのあらしでございます。そんなことを1日に100件も200件も食らってごらんなさいよ。一生涯,二度と戸別訪問なんかできなくなります。  ですから,今ですから白状しますけれども,私,二度の市会議員選挙で,ただの1軒も戸別訪問しませんでした。正確に言うと,怖くでできなかったんですよ。ですから,いつも最下位なのかもしれないのでございますけれども,これは冗談といたしまして,ことしの2月の市会議員選挙で,私の場合は,上の方が失格になってしまいましたので,いわば超ラッキーで議員になれたようなものでございます。よく自覚をしております。  そして,会田市長もある面ではラッキーだったかなと思うわけでございます。こんなことを言えるのは私だけかもしれないんですけれども。  といいますのは,前回,2004年の市長選挙のとき,会田市長は1万2,241票で当選をされたわけでございます。今回は1万1,517票で当選ができたわけでございます。つまり前回より724票も票を減らしたんですけれども,当選できたわけでございます。普通考えますと,本来なら,投票率は20%アップしたわけでございますから,前回の20%アップ分会田市長も1万4,700票取っていいんじゃないかなと思うんですけれども,現実は前回より減ってしまったわけで,まことに残念だった。
     逆に言いますと,相手候補は,投票総数の6割に当たる1万5,447票を取りながら,つまり会田市長の1.3倍も取ったのに,2人で票を分けてしまったために1人当たりでは届かなかったというので,前回より少ない得票数でも当選できたわけでございます。  しかし,ここで考えていただきたいんですけれども,投票率が20%アップしたということは,より民意が反映された選挙であったはずであります。ふえた20%の票は,すべて反会田票であったという現実でございます。ですから,もうちょっと考えますと,仮にもう10%投票率がアップしていたら,市長のいすには別の人が座っていたかもしれません。  そこで,市民の過半数の信任を得られなかった事実,そして民意のあらわれである投票率が上がれば上がるほど相手候補への票がふえたという現実をどう受けとめて,これからの4年間どう市政に反映されていくのかを,まず市長にお伺いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) できるだけ多くの皆さんから支持をいただくために一生懸命努力をいたしましたけれども,なかなかアップ分すべて私の方の支持に回ったということではないということは,十分承知をしております。しかし,今後4年間,市民のために一生懸命努力を重ね,本当に守谷に住んでよかったと,守谷に誇りを持てるようなまちづくりのために努力を重ねてまいりたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) そのあらわれとして所信表明がございます。すべてをやっていただければ,また一段と守谷が変わるかなと思っております。  さて,ここにパンフレットがございます。皆さんのお手元には配付してございません。これ「私たちの国会」という,国会見学にいきますともらえる,欲しかったら皆さんぜひ見学に行っていただきたいと思うのでございます。これは小学生用でございます。小学校6年生の「ほうりつ君」じゃなくて,反対にひっくり返した「りっぽう君」という男の子が案内をしてくれて,国会とはどんなところかな,どんなことをするのかなということが詳しく書かれており,大変おもしろく内容ができており,大変わかりやすいものです。  この中で,「へえー,そうなんだ」というようなことがクイズ形式で出ております。「国会クイズ,みんなできたらあなたは国会博士」などということが書いてございます。  その中で,私が「へえー」と思ったのは,国会の赤じゅうたん,幅が1.8メートルあるんです。じゃあ,長さはどのぐらいあるとお思いでしょうか。これ,長さは4キロあるんだそうです。  そのほかにも,この会議でも始まる前に,事務局長が「ブーッ」と,始まりますよという予鈴というんでしょうか,あれを鳴らします。国会でも,もちろん本会議が始まるときは鳴らされるんですが,何分前に鳴らされるとお思いですか。意外にこれ気がつかないんですけど,何と衆議院は10分前に鳴らされる,参議院は5分前に鳴らされるんだそうです。何で時間が違うのか,ちょっとそれは書いてないんですけれども。  あるいは,国会の正面に向かいまして右側にある建物,これは衆議院なのか参議院なのかというクイズがある。右側には実は衆議院があるそうでございます。  あるいは,中央広間のところに3人の銅像が立っているけど,4人目は立ってないけど,その3人はだれなんでしょうとか,あるいは職員数は議員の何倍いるだろうかとか,いろいろな勉強になることが書かれております。  その中に,あなたが議員だったら,議員さんってどんなことをしているのかなという,小学校6年生に向けたものが書かれております。  ちょっと読みますと,これは小学生向けに書かれているものですが,1,法案を国会に提出する,2,会議で発言したり文書で質問したり,内閣の政治の進め方を監督する,それから3番目,法律の制定,予算の議決,条約の承認,内閣総理大臣の指名など国会の決定に参加する,4,国民の声を聞いて政治に反映させる,5,外国の政治経済の情勢を調べて政治に反映させる,こういうことを議員さんはやっているんですよということを,小学6年生向けのパンフレットに書いてあるわけでございます。  いつもですと,私の一般質問のときには,通告順のくじ運のめぐり合わせで,大概,小学生の傍聴がばあっとあるわけでございます。きょうはおりません。これから守谷の民主主義どうなっているんでしょうねということを伺うつもりだったので,ちょっと残念でございます。  私がこの民主主義と考えますとき,小学校6年生で既に民主主義という基本を習っているわけですから,それに近いものだと思うのですけれども,たとえそれがどんなによいことであっても,つまりだれもが喜ぶような上下水道料金を引き下げるんだよということであっても,本来は衆知を集めて話し合って結論を出さなければならない,いわば時間のかかる,ある意味面倒くさいような制度かもしれません。でも,それは自衛隊の制服組の独走を許さないように,シビリアンコントロールが定められているように,あくまで民意が反映されなければならないという制度であると私は考えております。みんなで議論して結論を出していく,もちろん時間がかかるというコストを払ってでも守らなければならない制度であるはずであります。  ここで,けさちょっとラジオで聞いたんですけど,銚子の市長がリコールされるのは時間の問題じゃないかという話題が出ました。銚子市の市立病院が閉鎖になりました。市長の決断だということで閉鎖をされたわけでございます。市民がそれに反対してリコールを起こそうということで,既に3分の1の署名が集まっているそうです。2分の1まであとわずかだよという話題でございます。  この銚子の市長は,公約で,あの市立病院はつぶしませんという公約をして当選した,なのに現実はつぶしてしまった。そういうことで,市民の怒りがリコール運動ということに発展したのでございましょうけれども,それは予断になってしまったんですけれども,それだけ行政のトップの公約というのは重いんだなというふうにけさは感じたわけでございますけれども,今回の会田市長,実は,投票の1週間前にチラシが配られました。その中に,上下水道料金の値下げを書かれておりました。  もちろんこれは市民が喜ぶことです。市長も,結果がオーケーだったらいいだろうと考えられたんじゃないかと思うんですけれども,守谷にも議会は存在するわけでございます。議会には,今までこういうことを報告されておりました。水道の事務の方から,市内にはまだ石綿管の水道管が30キロ以上あります。これを急いで布設替えの工事をやらなければいけませんとか,今,会計が黒字なのは,新築に際して1戸当たり20万円から30万円の分担金が入るんですよと。ですから黒字であって,水道料金だけですと,とても賄える状態ではないんですよとか,あるいは守谷の水道料金は県内では安い方です,決して高くないんです,だから値下げはできないんですよというような説明をたびたびされておりました。我々も,ああそうなのかなということで,それに納得していたわけでございますが,その説明間違いないでしょうか,ちょっと確認をしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 上下水道課長山中 毅君。 ◎上下水道課長(山中毅君) お答えします。  石綿管等につきましては,平成20年度の発注ベースでございますが,全体で72キロほどございました。そのうち59.5%ほど進捗してございます。残りにつきましては平成30年度までということで,逐次計画的に更新するということで予定してございます。  また,資金でございますが,石綿管等あるいは施設整備につきましては,施設の再構築資金,いわゆる内部留保資金等を活用した上でやっていくかなというように考えております。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) 30キロじゃなくて,石綿管はまだ40キロ近くあるんですよということを今伺いました。  あるいは説明のほかにも,下水道事務所を見に行きますと,その建物は既に地盤面から約30センチぐらい浮き上がっております。正確には,浮き上がっているんじゃなくて,周りの地面が下がっているんですよ。階段1段分ぐらい地盤沈下している。あれを見ているだけでも,この建物は建てかえなきゃいけないんだなとか,設備も古くなっているんだなということがわかります。それをやるだけでも何十億円も一遍にかかってしまう,そういう経済状況であろうかと思います。  しかしながら,9月の議会のとき,上下水道料金の「じょ」の字も市長側からは出ませんでした。それでも,共産党の佐藤議員は,下げろ,下げろと,それこそ耳にたことよく言いますけれども,耳からさたこが飛び出すほど申し入れを何度もしておったわけでございます。しかし,それは決して取り上げられることはなかったのであります。  しかし,今回,選挙で,まさに突然,我々にとっては突然なんですけれども,会田市長は一人で値下げを決めてしまいました。と,我々からは見えるのでございます。一応,昨日の話では,これから審議会や議会に諮るから,民主主義は守られるんだよというお考えのようではございますけれども,今まで値下げしろと言っていたのは,議会の方でございます。むしろ下げられないよと言っておられたのは,執行部側でございます。ですから,市長が値下げを決めれば,我々はもちろん反対しないでしょうし,行政から受けていた説明は今までで何だったのかなという疑問さえ浮かぶわけでございます。  たとえそれがどんなによいことであっても,一人のトップが市民生活に重要なことを単独で決めることができるんでしょうか。果たしてそれが民主主義と呼べるのかなと疑問を持つわけでございます。  今思いますと,また雑談になっちゃうんですけど,夢彩都守谷というイベントがございましたね,あの予算。そのときから既に前兆が感じられたのかなと思います。  というのは,あのときは,年度初めですから議会に予算書が提出をされました。議会は承認をいたしました。しかし,市長の審議委員会というんですか,ブレーンがありまして,それが反対した。結果として,議会の決定は覆されたのでございます。そのとき私は一般質問いたしました。議会の決定と審議会の結論どっちが重いんですか。審議会って一体どういう存在なんですかと伺いました。そのとき答弁では,審議会は市長に対して意見を進言するだけであります。議会の決定の方が重いですよ。決定はあくまで市長が行ったんですよというものでありました。そのときには議会を認めてくれたんだなと納得したのでありますが,今,振り返ってみると,そのときに審議委員会の意見は参考意見でしかないということは,市長が独断で議会の決定を覆したんだなということが問題であったということであります。  百歩譲ったとしても,あのときは,まだ予算書を議会は審査させていただきました。いわば議会軽視と呼べるものでございます。しかし,今回の上下水道料金の値下げは,議会に事前に何らの相談もなく,議会無視ではなかったんですか。9月のときに,今度下げたいと思うんですよという相談があれば,我々としても,例えば先ほどの石綿管の距離まだどのぐらいあるんだな,ちゃんとやれるんですか,予算措置はどうなんだとか,あるいは守谷市に新築の一戸建て今後どんどん今までのように建っていくんだろうか,一時金が,いわゆる分担金がこれ以上続いて入るんだろうか,そういう質問だとか議論もできたはずでございますが,何のお話もなかった。議会は,ただ,今後諮られた場合には追認するだけでございます。  議会に後で諮ると言われましても,この不況下です。値下げに反対する議員なんてだれもいないと思いますよ。むしろ値下げを,さっきも言いましたけど,値下げをしなさいと長年主張してきたのは議員の方です。で,値下げを否定し続けてこられたのは,選挙直前まで市長の方ですよ。いわば,いきなり議会としてははしごを外された状態,議論さえできない状態に今なっておるわけでございます。  ここで,結論になるんですけれども,議会を無視して民主国家が成立するのか,首長だけの判断で決めることが許されるんでしょうか。議会制民主主義をどういうふうにお考えなんでしょうかということを伺いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) その前に,先ほどの上下水道課長の答弁に補足説明の申し出がありましたので,これを許可します。 ◎上下水道課長(山中毅君) 補足説明をさせていただきます。  先ほど石綿管の更新延長率ということで72キロのうち59.5%更新しておりますので,今年度末の見込みの残りの延長は約29キロメートルということで補足させていただきます。  それと,分担金の話でございますが,エクスプレス関係のマンション等がかなり多くなってきておりますので,分担金のウエートというのがかなり重くなってきておりまして,これによりまして黒字も出ているというような状況でございます。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 先日もお話し申し上げましたように,水道料金あるいは下水道料金につきましては,100%整備されたのが近年でございます。特に下水に至っては,3年ぐらい前になろうかなと思います。前々から下げたいという気持ちはありましたけれども,一財を入れれば下げられるんですよ,どこでも。でも,一財を入れないで企業会計だけで運営するためにはなかなか難しいところがあったということで,今回,選挙のためにというおっしゃり方かもしれませんけれども,今後,審議会あるいは議会にかけてやることでございます。すべて私が独断で決めてやるということではありません。皆さんでお諮りをいただいてやることでございますから,その前に説明するというのは,本来はおかしいのではないかなと。我々が出したものを審議いただくのが議会でございますから,よく,前もって説明がなかったかという話はあるかもしれませんけれども,それは議会の前の全協やなんかで説明をさせていただいて,ここで議決をしていただくという段取りかもしれませんし,必ず皆さんのところで議決をいただかないとできないのが行政でございますので,必ず皆さんのところでご審議をいただくということでございますので,決して民主主義から外れているということではないと思います。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) 民主主義とはこうですよということでご理解をいただいていらっしゃるんだなということで,その確認ということになってしまいました。  さて,約20年前です。日本テレビで「前略おふくろ様」というドラマを放送しておりました。脚本が「北の国から」の倉本 聰さんでございます。大変おもしろく見ておりました。舞台は下町の料理屋さんでございます。板前役の梅宮辰夫さんが,見習い修行中のショーケンに向かってこんな会話をしておりました。20年たってもいまだに覚えている場面なんですけれども,「なあ,さぶ,おまえ神様っていると思うか」,「さあ,おれそういうことわかんないんですよ」,「昔,ある人がおれに言ったよ。法律に背くのは怖くはない。だけど神様だけには背きたくない」,何でこれがいまだに覚えているのか,何かそのときに感動したのかもしれませんけれども,20年たってもいまだにこの場面は覚えております。  で,今回の,今お話しいただきました上下水道料金の突然の値下げ,多くの市民に歓迎されたのは事実でございます。しかし,我々議員側からすると,長年,議員も値下げするように申し上げておりました。それは全く無視され続けておりました。しかし,投票日の1週間前になって突然発表する行為というのは,いかがなものかなと思った次第でございます。つまりだれの目から見ても,有権者の投票行動に多大の影響を与えた行為だったと思います。つまり選挙結果をみずからに有利に運ぶために考え出された苦肉の策だったんじゃないかなというふうな気がいたします。これは個人的にですよ,失礼があったら取り消します。  あたかも有力な対抗馬が出馬した,これはまずい,落選しちゃうかもしれないなと,何とか自分が当選したいというために,これは何でもありだわいと誤解を受けるような,フェアではない,好ましくないと思えるような行為をやっちゃったんじゃないかな。だとすると,その考え方,あるいは人間性,倫理観,いわば自分の心の中の神様にさえ背いちゃったんじゃないかなと。いわゆる人として越えてはならない一線を,果たして守った選挙だったのかな,まさに正々堂々とフェアな選挙を戦ったのかなと私は思っているんです。もし自分の当選だけを考えていた,いわゆる自己中心的な考えをされる人が市民の代表になったとしたら,大変悲しいと思うのは私だけではないはずでございます。  果たして,投票日の,しかも1週間前になって突然,議会も反対できない内容を発表することが,正々堂々とした市長にふさわしい判断だったか,そのタイミング,お考えいただきたいなと思うんですけれども,その辺についてはどうでしょう。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 前々から話していますように,値下げをしたいという気持ちはあったんですよ。だけども,選挙のときに出すというのは,これは当たり前なんじゃないの。当たり前でしょうよ,だって。多くの議員さんの推薦をいただいてという,あなた行ったんですか,お願いしますって。行ったんですか,出てくださいとお願いしに行ったんですか。選挙ですから,市民受けするのを出すのは当たり前ですよ。それを実行していくのがこれからですから。皆さんがいいと,皆さんが喜ぶようなことを出すのは当たり前でしょう。              〔「そのとおり」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(会田真一君) そうでしょうよ。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) うーん,ちょっと水。  では,最後に,一つの設問に対して三つの質問しかできません。最後に単刀直入に伺います。  当たり前だよと言われれば,当たり前なのでございます。でも,たしか会田さんが出されましたチラシの「絆」の1号でしたか,あれに守谷の水道料金は決して高くないよと書かれていたんじゃないですか。しかし,投票日1週間前になって,今度は値下げを発表されました。見方を変えれば,わずか20日間ぐらいの間に変わったとしか,我々には見えないわけでございます。これを矛盾と呼ばずして,一体何を矛盾と呼ぶのかなと言えるかもしれません。つまり努力して下げたんだよと,今お話しになりましたが,前々から下げたいと思っていたということをおっしゃるなら,なぜこの時期だったんですか。なぜもっと早くそれを言ってくれなかったんですか,せめて9月議会のときに。それを最後に伺いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) これは見解の相違ですから,なぜその時期だと言われても,その時期が一番いいと思うからで,それ以外にないんじゃないですか。 ○議長(又耒成人君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) うーん,以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(又耒成人君) これで唐木田幸司君の一般質問を終わります。  次,通告順位13番の高橋典久君,登壇を願います。  高橋典久君。                〔4番高橋典久君登壇〕 ◆4番(高橋典久君) 通告順位13番,高橋典久でございます。  今回も3件の一般質問を通達しております。  先日の守谷市における三つの選挙,茨城県県議会議員補欠選挙において,前回まで同僚議員でありました梶岡さんが辞職されたため,今,守谷市の市議会の中で私が最年少議員となった結果でございます。私のモットーは元気と笑顔でございまして,先日,新人の高梨議員の元気はつらつな一般質問を聞いておりまして,なぜか危機感を感じたのは僕だけだったのかなと思っています。その高梨議員に負けないように,これからも前年度どおり元気はつらつでこの一般質問をさせていただきたいと思います。  ちなみに,私は51年生まれの辰年でございます。  それでは,前置きが長くなりましたので,早速私の一般質問を始めさせていただきたいと思います。  まず,1番目に,「無保険の子」の救済についてでございます。  この項目は,1日目の一般質問,市川議員の方もされていたと思いますが,今,国において,この「無保険の子」の問題が皆さん気になっているところではないかと思い,このようにかぶってしまうところでございますが,どうぞご答弁の方をよろしくお願いしたいと思います。  まず,この「無保険の子」についてご説明させていただきたいと思います。  この「無保険の子」というのは,病気になっても医療機関の窓口で保険証による医療費の一部負担が適用されない無保険の子供たちが全国にいるということがわかりました。現在,各地の市町村で改善の動きが広がっております。厚生労働省による初の全国調査で,世帯主が国民健康保険の保険税を滞納していたがために保険証を返還させられた結果,無保険状態になってしまいました。その数は,中学生以下の子供たちが全国で約3万3,000人いることが明らかになったということでございます。  そこで,1点目の質問をさせていただきたいと思います。  ここ守谷市において,無保険状態になっている子供たちは一体どのぐらいいるのか。乳幼児,小学生,中学生,それぞれ分けて把握していらっしゃれば,お答えいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えをさせていただきます。  守谷市には,この世帯が9月の調査時点で13世帯,中学生以下の子供たちは21人となっておりましたけれども,今月12月15日現在で7世帯13人となりました。また,市内の乳幼児,小中学生は合わせて総数としましては1万人となっております。先ほど申しました7世帯13人については,全体で中学生以下ということでとらえております。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) どうもありがとうございます。  今,守谷市の現状は,7世帯,そして中学生以下の子供たちが13人というご答弁をいただきました。  まずは,この資格証明書というものについて,もう一度確認をさせていただきたいと思うんですけれども,資格証明書というのは,治療を行った場合,医療費の支払いは定額支払い制度,これは治療した内容によって診療報酬が決まっている制度でございますが,その支払い制度に基づいて支払いすることができるということでございます。しかしながら,この資格証明書では保険給付をその場で受けることができませんので,かかった医療費は一たん自己負担で支払いをしなければいけないということが,被保険者にとっては負担になっていると思います。このようなことから,資格証明書を受けていても滞納世帯の方々は受診を著しく抑制してしまっているのが今の現状だと思います。そして,その世帯の子供が病気やけがをした場合でも,治療を受けられない状態が続いているという認識を私の中でしております。  国民健康保険とは,日常の生活の中で病気になったり,もしくはけがをしたときに,安心して医療を受けることができる制度でございます。そのために,日ごろからお金を出し合い,助け合う医療保険制度でございます。そこに保険税納付の不平等性があってはならないと私も思うところでございますが,また行政としては,納付相談に一度来てくださいと何度言っても,一向に来てくれないので仕方なく証明書を発行していると思うんですけれども,しかし保険者の事情はどうあれ,子供たちには責任は一切ないと思います。  8日の毎日新聞で,全国235自治体が,来春までに自治体が独自策で救済を図ることが毎日新聞の調査でわかったと記されておりました。235自治体で,保険証を交付する対象年齢は中学生以下が最多で148自治体,小学生以下が11自治体で,乳幼児のみが23自治体となっております。また,高校生を念頭に置きまして18歳以下の方に交付するものが53自治体を数えたということでございます。  その反面,独自救済は国保法の法令違反の疑いがある,子供には交付したいが,法的に特別扱いはできませんという自治体もあったように聞いております。  そこで,質問をさせていただきたいと思いますが,ここ守谷市では,このような子供たちのために,先ほどありました13名の子供たちのために,子供向けの保険証を交付すべきだと思いますが,いかがでしょうか。また,交付対象者は何歳までとするか,もちろん国保法の兼ね合いもございますと思いますが,その点ご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 今,議員からご指摘のありました子供たちへの保険証ということで,特に市として救済ということでは考えておりません。  ただ,国の方におきまして現在検討されておりますけれども,中学生以下の資格証明書対象者には6カ月の短期保険証を発行する,もちろんこれは子供のみの発行になりますけれども,そのような法改正を検討しているということでございますので,聞くところによりますと,来年の4月1日予定という情報もありますので,この辺を適用していければということで,今,考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) どうもありがとうございます。  ただいまのご答弁の中に,来春の7月ごろ子供たちの救済が行えるという答弁でございましたけれども,病気ですとかけがは待ってはくれません。一刻も早くこの子供たちのために何かしらの対応をとっていかなければならないと思っております。  また,今回の市長の所信表明の中に,次世代を担う子供たちをはぐくむまちづくりとして,子供たちが心豊かに,そして健やかに伸び伸びと育つことができるとうたってございました。ぜひとも子供たちは行政が守るという意思を絶対に貫いていただきたいと思います。そのことを申し上げまして,この質問は閉じさせていただきたいと思います。  次に,2番目に書いてございます世帯分離についてお尋ねいたします。  この世帯分離とは,既存世帯の世帯員が住所を異動せずに新しい世帯を設けることでございます。わかりやすく言えば,同じ家に住んでいて別々の世帯が二つ存在するということでございまして,世帯分離の条件は,同じ一つの家に住んでいてそれぞれの生計が別々であることが基準となり,世帯主もおのずと別々になります。  そこでお尋ねいたします。  まず,直近での世帯変更届の件数と,窓口における手続上市民の皆さんにどのような対応をされているのでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。
     直近といいましても,平成19年度と20年度の実績が手元にありますので,それでお答えさせていただきます。  平成19年度の1年間の世帯分離の届け出数でございますが,70件ございました。その後の1年間ということで,本年度になりますけれども,81件でございまして,11件ほどふえてございます。  窓口の対応でございますけれども,今,議員おっしゃいましたように,居住と生計をともにするといった社会生活上の単位でございますので,生計が別であれば世帯分離ということが可能になります。当市の総合窓口課で取り扱っておりますけれども,世帯分離の届け出なされた方には,その旨の話はしてございまして,その要件を説明した後に受け付け,あるいは処理をしているところでございます。  以上です。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) 最近,この世帯分離がほかの自治体で急激に増加をしているという話を先日耳にしました。特に生活環境が変化していないのにもかかわらず,世帯分離の届け出を行っている方がふえていると聞いております。なぜ世帯分離をしてまでも世帯を分けなければいけないのかという問題でございますけれども,それには当然理由があるからでございます。  その理由とは,世帯を分けることによって,私の一般質問(2)にも書いてございます,ことしからスタートしました後期高齢者医療制度の保険料と自己負担額が変わるからでございます。  そこで,保健福祉部の方にお聞きしたいと思うんですけれども,世帯分離をすることによって,この後期高齢者医療制度の保険料はどのように変わっていくのでしょうか,ご答弁お願いします。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えさせていただきます。  後期高齢者医療制度の現状は,被保険者が等しく負担します均等割と,被保険者の所得に応じて決まります所得割額の合計額となります。均等割額につきましては,世帯の所得水準に合わせまして7割,5割,2割の軽減措置,つまり法定軽減措置がございます。今,議員からお話がありました世帯分離をしたことによりまして,被保険者世帯の所得が保険料の均等割額が軽減されることになりますので,後期高齢者医療制度においては,例として,全部ではございませんけれども,世帯分離をすることによりまして保険料が安くなる場合があるということでございます。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) 今のご答弁で,皆さんぴんと感じるものが,あった方もなかった方もいらっしゃるかと思うので,私なりにこの後期高齢者医療制度の保険料の変化について少しご説明をさせていただきたいと思います。  例えば一つの世帯にお母さんと息子が住んでいる家庭があるとします。お母さんが98歳,息子さんが77歳です。お母さんの年金は,受給額は年間で50万円だとします。そして,息子さんの年金受給額が260万円だといたします。  まず,Aさん,Aさんというのは母親ですね。お母さんのAさんの保険料についてなんですけれども,先ほど部長の方からありましたとおり,所得割というのはお母さんはゼロなわけです。そして,均等割というのが,ここ茨城県では3万7,462円かかります。息子さんのBさんの保険料というのは,所得割が8万1,320円,均等割が3万7,462円で11万8,782円,お二人一緒に住んでいますので,この保険料を合算して15万6,244円が年間かかる保険料でございます。  問題とされているのは,所得が低ければ,先ほどありました均等割というのが,国で決めた軽減,政令軽減というんですけれども,受けられるんですが,世帯が一緒の場合は世帯主と合算して所得を決めなくてはいけないということなんですね。ですので,世帯分離をすることによって,お母さんは一人だけの世帯ですよといった場合,その均等割が,ゼロにはならないんですけれども,1万1,230円になりまして,その分メリットが出てくるということでございます。このように,世帯分離をするとしないでは,大きく保険料の支払いが変わってまいります。  このことを知っているかどうかによっては,言い方はどうかと思いますけれども,得をする人と損をする人があらわれてくるということでございます。これは非常に民主主義にとっても不公平感が生じてしまうわけでございます。  そこで,お尋ねしたいと思うんですが,例えば守谷市民の方が保健福祉部の窓口にいらした際に,このことについてちょっと相談をしたいんだと言った場合,どのような助言を行っているのでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 私どもの対応といたしましては,特に,今,議員からもお話がありましたように,本来,同一の家庭で世帯分離をしないという基本的な形での保険料の負担ということで考えておりますので,通常そのような対応をさせていただいておりますので,改めて私どもの方から,世帯分離をしたら有利ですよというような働きかけをするということはございません。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) 先ほど私も申し上げたとおり,そういった場合は不公平感が市民の方に生じてしまうと思いますので,これは案内すべきではないかなと思うんですけれども,この世帯分離は,後期高齢者医療制度だけではなく,介護保険も世帯を分離することによって保険料が変わってくるのではないかなと思います。  しかし,このような手続が今後無条件に認められますと,もちろん国庫の財政にも影響が出てくるのではないでしょうか。ですので,この質問の冒頭に,総合窓口に世帯分離の届け出をしたいのだがといらした方にどのような対応をしているか,お聞きしたのでございます。  ある自治体では,世帯分離の届け出をしたいといらした際に,窓口で,何のために世帯分離をするのですかとか,例えば生計が別であれば食事は別ですか,おふろ入るときにはお金を払っているんですかと,そこまで言う自治体もあるという話を聞いております。それがいいのか悪いのかというのは,またこれからの議論になっていくと思うんですけれども,今,守谷市はそこまてお年寄りの数が多いわけでもございませんし,この世帯分離によって生じるメリットを受けられる方が何人いるかというのは,今の時点ではわかりません。しかし,この先,一戸建てがどんどん建っていけば,例えば田舎に住んでいる両親を呼んで一緒に暮らす方もふえると思います。まずは,この問題に対し,急速に行政の対応を決めていく必要があるのではないかと思います。  次に,3点目に移らせていただきたいと思います。  3点目は,商店街の活性化についてでございます。  私は,既に皆さんにもご案内のとおり,守谷市で生まれ,守谷市で育った生粋の守谷っ子でございます。旧道沿いの上町商店街で32年間,場所で言えば5階建ての大きな会田ビルの陰にひっそりと隠れて,うちのおやじは30年間商売をしてきました。今は,ちょっと同じ町内でも別に移ってしまったんですけれども,そこで32年間育ってきた,生活をしてきたわけですけれども,ここ10年,15年の間で大分上町商店街もさま変わりをしたなと思うのは私だけではございません。  昔は活気のあった商店街も,今ではシャッター通りになりつつあり,夕暮れどきになれば,なぜか薄暗く感じてしまうほどでございます。恐らくふれあい道路ですとか,294の明かりがとてもまぶしく見え,余計暗く感じるのかもしれないと思うのであります。ぜひともそのふれあい道路沿いですとか,294のにぎわいの明かりを,市道106号線沿いの商店街にも分け与えていただければなと思うところでございます。  そこで,まずは国道294号線と市道106号線を結ぶ道路の整備を進めていかなければならないと思うのですが,現在,市内各所で道路整備の計画,施工が行われております。その中でも,今回は坂町清水線についてご質問をさせていただきたいと思います。  特に294からひがし野の地区,ここは3工区というんでしょうかね。その進捗状況をお聞かせいただきたいのですが,まず3点の質問をさせていただきます。  1点目は,計画とスケジュールでございます。この計画とスケジュールというのは,294からひがし野までありまして,どこの地点から工事を進めているのかということと,そしてそれにかかる予算はどのぐらいかかるのでしょうか。そして,3番目には,問題点があれば,物事を進める上には必ず問題点というのが生じていくわけでございますが,その問題点があれば,あそこには踏切もありますし,家も通っております。問題点があればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長石塚秀春君。 ◎都市整備部長(石塚秀春君) お答えいたします。  この前も高梨議員の質問もありましたので,全体的な坂町清水線についての話は取りやめて,ご報告だけしたいと思います。  現在,坂町清水線は延長で2,621メートルございまして,供用開始した区域が,率でいいますと51%,約半分ほど終わっております。それで,今,清水地区の第2工区を鋭意頑張っているところでございます。  それで,ご質問の国道294号から守谷東に至る区間でございますけれども,延長的には1,034メートルございまして,その中で守谷東の区間174メートルについては区画整理で終わってございますので,残りは860メートルになります。  スケジュールですけれども,基本的には来年平成21年から26年を目標に事業を進めようということで考えておりまして,次年度平成21年度には測量と一部用地の先行取得の予算を計上していきたいと考えております。  それと,予算ですけれども,これもまた大づかみな話ですけれども,トータル的に細部のことをやっているわけではございませんので,申し上げるのも何なんですけれども,約30億円程度はかかるのかなと,用地と工事と合わせて。ただ,これには当然補助金とか国のお金も入るかと思います。そういうことを今想定しています。  それと,問題点ということですけれども,基本的には都市計画道路で現在決めているのは関東鉄道のところを立体的にするような計画もございますけれども,ただ,現状を見ますと,その辺いろいろ今後詰めなきゃいけませんけれども,平面的に整備するのが,工期といいますか,費用,また早目に,ちょうど狭い部分もあって危険な状態というのも私らも認識しておりますし,関東鉄道を挟んで東西に連結する重要な道路ですので,そういう意味で早目に進めるというものも考慮しながら,進めていく予定でございます。  以上です。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) ありがとうございます。  今ちょっと,1点目の計画とスケジュールのところで,どこの部分からやるというのは,決まっていればで結構なんですけれども, ○議長(又耒成人君) 都市整備部長石塚秀春君。 ◎都市整備部長(石塚秀春君) 申しわけございません。整備の手順ですけれども,今考えているのは,102号線との結合が,やはり東西の軸として必要なものだと思っております。それと,八坂の交差点の手前が一部4メートルほどしかありませんので,あの辺の交通の安全性を考えた場合には,やはり294から八坂に向かってを先行的に整備すべきだろうと,こう考えております。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) ありがとうございます。  ただいま部長の方から積極的なご答弁いただきましたけれども,坂町清水線の沿線の中でも,この第3工区というのは守谷小学校の通学路になっております。子供からお年寄りまでみんなが歩行する道でございまして,昨今では,ふれあい道路,294号線の渋滞に伴い,坂町清水線や市道106号線を抜け道として通る車がふえてきております。特に八坂神社の交差点から294号線に入るところは,車がすれ違うのがやっとで,歩行者が歩くスペースは全くございません。だれもが思う危険な場所であることは間違いないと思います。  先日,高梨議員も,この場所については特に危険な場所だと一般質問されておりましたが,私もそう思います。そのときに松丸次長は,車の規制をするのは難しいと。私もそう思います。やはり歩行者と車が気をつけて歩くしかない,運転するしかないのではないかというご答弁もございましたけれども,一番の解決策は,あそこの道を広げて,十分な行き違いができ,そして安全な歩道をつくることだと私は思っております。  今回,ほかの議員の方の一般質問を聞いておりましても,執行部からのご答弁の中に,経済的状況の変化により計画が変わったという答弁が何点かございました。まさに,この交通事情が変化している,ここ守谷市では,そして子供たちが危険にさらされているという今の現状を踏まえれば,この場所を優先的に整備するべきではないでしょうか。  整備するに当たって,スポット的でも構いません。八坂神社から294に入るところの30メートルだけでもできないものでしょうか。それを部長の方のご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長石塚秀春君。 ◎都市整備部長(石塚秀春君) 先ほど来からのお話わかりますけれども,基本的に都市計画道路でございますので,やはりある程度計画的にいきたい。ただ,その中でも,先ほどご答弁しましたけれども,優先的には考えておりますので,ただ小手先だけで済む問題ではございませんので,しっかりした道路をつくっていきたいと思っております。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) ありがとうございます。  地元住民だけではなく,守谷市の皆さんが,あそこの坂町清水線,非常に待っております。ですので,坂町清水線以外においても道路整備の格差が生じませんように,これからもよろしくお願いしたいと思います。  次に,市道106号線沿い,上町商店街,下町,仲町商店街についてお聞きしたいと思うんですけれども,今,守谷市として,今後の展望,方向性についてどのように思われているのか,質問をさせていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部参事補椎名一夫君。 ◎生活経済部参事補(椎名一夫君) お答えいたします。  守谷市の既存の商店街の今後の展望ということでございます。  実は,この中心市街地の活性化ということで,再生を図るために平成12年にこの商店街の活性化の計画を定めております。この当時の背景でございますけれども,議員がおっしゃられましたように,車社会,モータリゼーションの発達ということで,ふれあい道路,あるいは294沿い,そういう主要幹線への小売店舗が進出してきたと。そういう中で,既存の商店街が店をやめるとか,そういう形で空洞化があらわれてきたと。そういう中で,つくばエクスプレスの当時計画がございましたので,新しい茨城の玄関口としてふさわしい駅から既存の商店街への一体的な商業コミュニティー機能の集積を推進すると,そして新たな生活空間として再生を図るということで,この基本計画がつくられております。  私どもも,この商店街の活性化というのは非常に重要なこととはとらえておりますけれども,この計画がつくられた以降もその整備の必要性は考えておりますが,具体的に地元の商業者,あるいは商工会の方たちと一緒になって進めなければこういう展開が図れないと考えておりますので,具体的な展望は今の時点ではないという状況でございます。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) ありがとうございます。  私も,議員になってから,この商店街の話というのは今回初めてさせていただいたわけでございまして,今すぐにこれをやってほしいとか,ああやるべきだというところではございません。これから商工会の皆様と一緒に,そして市民の皆さんと一緒に築き上げていかなければならないのではないかと思っているところでございます。  以前,あの通りには,ちょうど今の保健センターの位置に当たるところでございますけれども,役場がございました。今日の守谷市の発展の基盤となった地と言っても過言ではないのではないでしょうか。7月末には,毎年,八坂まつりがとり行われております。そのときばかりは,あの通りもいっときのにぎわいを見せてくれます。  しかし,皆さん想像してみてください。あの通りの両サイドがすべてアパートになった場合,お祭りはどうやってしまうのでしょうか。市長の所信の中で,まちづくりの第2ステージ,市民パワー日本一のまちづくりを目指すとございましたけれども,やはりこれからは,旧道ではなくてふれあい道路や294の時代なのでしょうか。  最後に,会田市長のお考えをお聞きしたいと思いますが,上町,仲町商店街の今後のビジョン,そして市長の思いというのをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) これは守谷に限らず,旧商店街というのはなかなか厳しい戦いを強いられていると思います。特に郊外に大きな駐車場を持ったショッピングセンターなんかがここでもできていますので,なかなか旧の商店というのは非常に難しい,時代的にそうだと思っています。  そういった中で,何人かの議員さんも,例えばみずき野のエクセルが閉店しましたよというお話がございまして,何とかなりませんかと。  昔は,御用聞きというのがあったんですよね。お店が,きょうは何か要りませんかと。そうすると,しょうゆちょうだいとか,お酒ちょうだいとかという御用聞きというのがあったんです。今,それを生協がやっているんだと思うんですよ。  商工会の皆さんも,私はそういうことも必要なんじゃないかなと。窓口を商工会にして,それぞれ八百屋さんが,きょうはこういうのが安いよとかいうのをやって,それで配達する。ピザ屋さんじゃないですけれども,そういう努力もしていかなければならないんだろうと思います。  それぞれのお店が,こういうことを言うと大変申しわけないですけれども,守谷の商店の人は,副業で食べている人も結構多いと思うんですよ。ですから,本業で一生懸命やろうよという人たちがやる気を出していただくのも,私は必要だと思うんです。  例えば龍ケ崎のコロッケ,一生懸命あれしていますけれども,何も龍ケ崎のコロッケを守谷で売る必要ないと思うんですよ。守谷のコロッケを守谷のお店屋がつくって売ればいいんであって,そういう努力も必要だと思います。そういう皆さんに,市としてどういう支援ができるかというのを考えていかなければならないと思います。 ○議長(又耒成人君) 高橋典久君。 ◆4番(高橋典久君) ありがとうございます。  ただいまの市長の答弁の中には,これから守谷市はどんどん発展させていくんだ,そのためには行政だけが頑張っても,私もしようがないと思います。やはり三位一体で,行政と商工会と,もちろんお店の方にも頑張っていただき,この守谷市の商店街というのは日本一の商店街にしていきたいなと,そのように思っております。  もちろん商店は,上町や仲,下だけではございません。守谷市で商売を営んでいる方々が,このまちで商売をやっていてよかったと思っていただけるようなまちづくりをしていくと同時に,さらに活気のある商工を市民の皆さんと一緒に進めてまいりたいと思います。この問題に関しては,今後とも一般質問でやらせていただきたいと思いますのが,どうぞよろしくお願いを申し上げ,私の一般質問等を終わりにさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) これで高橋典久君の一般質問を終わります。  次,通告順位14番の佐藤弘子君,登壇を願います。  また,佐藤弘子君から各議員に資料を配付したいと申し出がありましたので,これを許可します。  事務局に配付させます。                  〔資料配付〕 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。                〔12番佐藤弘子君登壇〕 ◆12番(佐藤弘子君) 通告14番の日本共産党の佐藤弘子です。  きょう通告してありますのは7点ほどありますけれども,つらつらとやりますので,どうぞよろしくお願いいたします。  一つ目といたしましては,中小企業に対する融資保証枠等の拡大等に関しての問題でありますけれども,今,この年の瀬,きょうは19日でございますけれども,この年の瀬をどうやって越そうかという声は,今どこでも言われておりますし,この不安を中小企業の皆さん初め,働く者もそうであります。そういう中で,先ほど唐木田議員の方から,リーマンショック出されましたけれども,まさにアメリカの金融危機が,今,日本の中でも大きく景気に影響しているということが起きておりますね。ですから,中小企業零細企業の皆さんの中では,資金繰りができないのでお金がなかなか回っていかないということが起きており,銀行などで貸しはがし,こういうものがどこでも行われているということで,倒産もままならない,逆にこの傾向はふえるのではないかと言われております。そういう中で,守谷の中小企業の皆さんのこの声に対して,行政としてどういうことをこれまでやってこれらたのか。そしてまた,今,問題となっております緊急経済対策の中でもそういう考えはあるかないか伺いたいと思いますけれども,一つ目として,前に出されておりました中小企業の融資に対しての利子の補給とか保証協会に対しての保証等がありましたけれども,現時点におきましてはどういう問題がありますか。行われておりますか。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部参事補椎名一夫君。 ◎生活経済部参事補(椎名一夫君) お答えいたします。  市の方での中小企業に対する対応でございますけれども,茨城県信用保証協会が保証つきの融資をするということで,中小企業の方たちが安定した経営が図られるということの目的のために市町村金融といたしまして,自治金融,振興金融,この二つの金融のあっせんを行っております。  自治金融につきましては,事業上必要な運転及び設備資金の融資でございまして,運転資金が500万円,設備資金は1,000万円を限度とするものでございます。それから,振興金融でございますけれども,こちらは限度額が2,000万円でございまして,企業の振興を図るための資金や中小企業協同組合等の共同施設整備資金等でございます。  それで,市の方で独自でございますけれども,この融資を受けるためには,信用保証料といたしまして保証協会に納めなければなりませんけれども,その保証料に対しまして,保証料率でございますけれども,0.8%の保証をしている現状でございます。  市独自といたしましては以上でございますが,この保証協会が保証付き融資につきましては,30種類ほどの融資がありまして,それぞれ企業者の方はそれらの融資を利用しているという状況にございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 従来から制度があるということかなと思いますけれども,今回は,この経済不況の中での支援策としての枠を拡大をする,そういうことも考えられるかどうか。それと,徹底した緊急対策をお知らせをするということをしなければ,知らない人がいらっしゃるわけですね。今,本当にあした生きられるかどうかというような状況にある方もいらっしゃいます,現に。そういう方たちがどこへ行ったらいいのかなということで非常に迷っているということ,私,相談の中であります。  銀行は,全く貸しはがしの中では何の痛みもない。今まで保証協会にも100%出しておりましたものが,今80%と言われておりまして,20%は先に天引きされちゃうので,運転資金使えないわけですね。そういった実態を,行政の窓口はどうしていますかというようなことが聞けることじゃないかと思いますけれども,そういう温かい気持ちをお持ちであるかどうか,念のためにに伺います。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部参事補椎名一夫君。
    生活経済部参事補(椎名一夫君) 融資枠の拡大ということで,議員がおっしゃられるように非常に厳しい状況で国が緊急保証制度を実施したのはご承知のとおりでございます。その中で,市としては,独自ではございませんけれども,国の制度を利用しまして対応していきたいと。そして,市におきましても,インターネット,あるいはそういう中小企業の方への周知を取り急ぎ行っているところでございます。  さらに,保証協会の借り入れで,保証協会が80%,20%借り入れ時に引かれてしまうという部分につきましては,ちょっと私もその部分承知しておりませんが,保証協会には保証料の部分,市町村金融に関して申し上げますけれども,保証料は自己負担分についてですけれども,それは納めて,当然,その保証料分が除かれた金額になるんですけれども,私ども認識しているのは,今までは保証協会に返済ができなくなった場合の対応の部分でありまして,責任共有制度というものが新たにできまして,保証協会が80%,金融機関が残りの部分にその責任を持つという制度が新たに取り入れられたというふうに,私はその80,20については理解しておりますが,その辺は議員と私の言っていることが違う部分かもしれませんけれども,そういうような形でお話しさせていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) これは業者の人からこういった話が出ておりまして,私申し上げたわけで,担当課としてはそうじゃないよということであるなら,それはいいと思いますが,今回,国会の中でも新金融機能強化法案というのが出されておりますけれども,大体において大銀行とか金融機関が投機をして墓穴を掘っているわけですよね。それに対して今度の法案は穴埋めをするというものなんですね。中小企業には何ら回らない,そういう制度のものであるからこそ,これは自治金融とか今行われているようなものを拡大する以外にないということを私は申し上げて,親身になって相談してほしいということで,この問題はこれで終わります。  2番目には,リフォーム条例について出しております。  4年,5年前ぐらいに,一回この問題出されておるんですけれども,今,まちのいろいろな業種の皆さんが,運転資金もなければ仕事も来ないということが言われております。私は前にもリフォーム条例どうだということは言ってきたわけですけれども,リフォーム条例は,近県においては,龍ケ崎市においてこの条例をつくり,中小,零細あらゆる業種の皆さんに仕事をつくることができて非常に喜ばれたということでありましたけれども,これも時限つきで龍ケ崎の方ではやられたようであります。守谷で今その仕事がない,多くの皆さんから出されたものに対して,このリフォーム制度はどうかということで私は提案をしたのであります。  地場産業の育成のためにも,市内に限る業者の皆さんに対しても,地域の活性化のためにも,この条例が非常に有効であるという点,また,これにはいろいろな条件がありますけれども,市内の業者に限られるわけでありますから,リフォームも住宅に関するリフォームでありますね。営業等に関するものには値しないということなんですね。  それで,龍ケ崎の場合は10万円の限度額を設けました。これが評判になりまして,3億円からの経済効果があったと言われております。しかし,時限で決めたものでありますので,今,現時点においてはされていないのでありますけれども,こういったものを守谷の中でつくっていただくということを提案したいのでありますけれども,どのように考えているか,伺いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部参事補椎名一夫君。 ◎生活経済部参事補(椎名一夫君) 住宅リフォームの助成につきましてですけれども,今,議員がおっしゃられましたように,過去の議会において,当時の長江議員からも質問もございました。  それで,リフォームの助成制度を実施している状況につきまして,私どもの方で聞き取りでございますけれども,調査をいたしましたので,若干状況をお話しさせていただきたいと思います。  県内の実施している市町村でございますけれども,古河市,坂東市,つくばみらい市及び境町の4市町と,龍ケ崎市も確認をしてございます。古河市につきましては平成12年度から,坂東市,境町は平成13年度から実施を行っているんですけれども,古河市につきましては,財政難という状況で,補助金を10万円から限度額を5万円に減額している。それから,境町については10万円の限度額を8万円に減額している。さらに,常陸太田市は平成18年度,お隣の常総市は19年度で事業を終了していると。それで,新たに取り組まれたのが,19年度からの3カ年の限定事業としまして取り組んだのがつくばみらい市の状況でございました。  それで,今,議員からお話がありました龍ケ崎市でございますけれども,議員のお話のとおり15年度から17年度までの3カ年の事業で,補助限度額が10万円ということで実施されておりまして,それぞれの年度でございますけれども,15年が1億8,000万円強,平成16年が1億9,000万円強,17年が1億3,000万円強の事業が実施されているということで確認をしてございます。  実際に,市内での経済効果という形でその事業が行われているという状況ではございますけれども,近隣の状況,あるいは財政状況を考慮いたしますと,この助成制度を今すぐに実施すべき事業ではないと考えておりますので,よろしくお願いします。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) わかりました。ありがとうございます。  今すぐ実施する状況じゃないという担当課の判断,市長はどう思いますか。このようなリフォーム条例を制定をすることによって,中小業者の皆さんが元気になる,それこそ命がつながるということにもなる,そういう方向で考えていくならば,当然,古河市とか,近隣では守谷より財政がちょっと違うようなところでも行っているわけですよね。守谷として考える余地というか,お考えはありますか,市長が。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今,担当の方からもお話をさせていただいたように,今の時点では,まだちょっとできるような状況ではないと思います。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 今の現時点ということを,含みがあったように受けとめました。いずれ補正予算で組めるような状況が来たならば,即考えていただきたいと思いまして,この件は終わりにいたします。  次,3番のデリバリーシステムの制度について……。 ○議長(又耒成人君) 佐藤議員に申し上げます。今,質問中ではございますけれども,正午になりますので,切りのいいところで,3番は午後からということでお願いしたいと思いますが,よろしいですか。 ◆12番(佐藤弘子君) わかりました。 ○議長(又耒成人君) ただいま佐藤弘子君の一般質問中でございますが,間もなく正午になりますので,ここで暫時休憩をいたします。  午後は1時から再開します。                午前11時55分休憩          ──────────────────────                午後 零時55分開議 ○議長(又耒成人君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き佐藤弘子君の一般質問を続行いたします。  佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 次は,3番目にデリバリーシステムの創設をしてくださいということで通告しております。  何人かの方が,みずき野のエクセルがなくなることによってこの問題取り上げていたようでありますので,私がこれからお話しようかなというところを,先ほど市長がちらちらちらとお話したように見えます。  今回のデリバリーは,前にもデリバリーやってちょうだいよということを言ってきました。しかし,その段階においては,なかなか難しいんだよなということで,そのままになっておりましたけれども,今回みずき野のエクセルがなくなったことによって,本当に地元の皆さんは毎日の生活に困っているということであります。生協が4社ぐらい入るというお話があるということも聞いておりますけれども,やはり生協では救い切れないところがあるわけですね。それはデリバリーの中でやったらどうかということで,私は質問の中でしていきたいと思います。ほかの方が質問しているので,重複しないようにと思っております。  それに関しましては,今,高齢者の皆さんの数値が出ましたけれども,実際にはもっと高齢者の皆さんは多いんじゃないかという印象を受けております。  一つ目,デリバリーをしていただきたいという中に,前にも申し上げましたけれども,商工会に当然市の補助金を出しております。商工会が窓口になって,例えばお年寄りの方の注文窓口というか,電話なりファクスなりで受け付けて,それを商工会が商工業者さんとよくお話し合いの中でやったらどうかということを私一つ考えているのですけれども,先ほど市長もそのようなことをお話しておりましたけれども,実際にやる気があるかどうか,伺います。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部参事補椎名一夫君。 ◎生活経済部参事補(椎名一夫君) お答えいたします。  現在も,市内の商店の方,一部におきましては個別に配達も行っております。そのときには,その市内にある商品を注文に応じてすべて配達しているというのも確認しております。  先ほど市長が,昔の御用聞きというような形の中で,商工会の人たちにそういうことをやっていただければというようなお話もさせていただきました。私の方といたしましても,商工会を通じまして,商工業者さんの意向等についてこれから調整,打診をしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 大変前向きな答弁で結構でございます。  加えて申し上げれば,今,農協の方でも野菜の直売所というのを何カ所か出していると思います。ぜひみずき野の方にも野菜の直売所を設けていただきたい。それには,核となる公民館があり,公民館を中心にこのようなものをしたらどうかということであります。今,課長の方から大変前向きな答弁いただきましたけれども,まず,市と商工業者,農協,この三つの関係,よく3者でお話し合いをして,こういうものを早急につくっていただきたい。  今,生協でも救えない高齢者の皆さんの声をやはり聞くべきであると思います。大型店舗を待っていても,それはできません。なぜならば消費人口が少ないことを計算されたらば,大型店は当然利益に合わないものは出店しないわけであります。それはよく皆さんもご存じのはずであります。今,ここで市民の皆さんの声にこたえるのであるならば,こういうきめ細かなことを一歩ずつやるということしかないんじゃないかと思いますけれども,課長,いま一度,農協も含めたこの問題点をどのようにお考えになっていますか。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部参事補椎名一夫君。 ◎生活経済部参事補(椎名一夫君) 農協も含めたというご質問でございますが,現在,JA茨城みなみでございますけれども,こちらの茨城の青空会という婦人部の組織がございます。ご承知かと思いますけれども,みずき野地区におきましても,月1回,最終水曜日にこの直売を行っております。品目としましては,野菜中心で20品目程度を出されておりまして,この青空会の組織は11名の方で運営されております。  それで,状況ですけれども,月1回ですけれども,短時間で完売されるという状況でございます。  そういう中で,ただいま申し上げましたように,農協の組織としまして,この青空会,あるいは産直部会という市内の量販店への出荷という二つの組織が農協にはございます。そういう組織がありますけれども,先ほど申しましたように少数な方でございまして,他の地域での直売にも参加しているという部分もございますので,その体制等もあるかと思います。  初めてのことでございますので,農協を通じまして,この組織の意向等も確認した上で,今後検討したいと思います。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) ぜひ早急に考えて実施していただきたいと思います。高齢者の皆さんが本当にいま困っているということであります。  それでは,次に進みます。  4番の職員の労働衛生について伺いたいと思っておりますけれども,今,職員また働く人々,労働者,特に派遣切り,期間切り,大きな社会問題となっております。当初は,自動車産業が,この金融危機,不況を理由にいたしましたリストラを出しておりましたけれども,ここに来ましては,他の産業へもこれが響いております。まさしく,先ほど私,中小企業者の方のこの年の暮れということを申しましたけれども,働く労働者の派遣切りや期間切りに遭った人々は,本当にホームレス状態になることも考えられることが,最近のテレビや新聞でも報道するようになりました。「赤旗」は,ことしの初めからこの問題をスクープとして取り上げてまいりましたけれど,今これが世論となっております。ここにやはり手を差し伸べる。  では,守谷ではどうなのかということを,私,資料請求のなに出しておりましたけれども,守谷の中にはおいてはわかりませんということでありました。いかに今のこの状況をとらえていないかというふうに私は指摘せざるを得ません。なぜならば,お隣の取手にキヤノンがあります。このキヤノンの中でも,280名のリストラが考えられているということが出されております。守谷の住民の中にも,キヤノンに勤めている方はたくさんいらっしゃいます。やはり行政が今の社会情勢にピッピッと反応しなければならないと私は思うんですけれども,そこら辺が残念であります。  今回,この主題としておりますのは,近隣のは資料がないから出せないということなのでこれ以上の追及ができないんですけれども,職員の中に過去5年間で休職をした人は何人おりますかということで,資料請求いたしました。しかし,この資料も出てまいりません。本来ならば,労働組合の中でこういう問題は取り上げていくべきことではありましょう。だけども,余りにも,今,私が漏れ聞いているところによりますと,働いているここの職員の皆さんが非常に劣悪な状態にあるということを聞きました。  それでは,この5年間に休職で何らかの形でお休みをしていたという方は,平成15年から20年までの間何人おりましたでしょうか,初めに伺います。 ○議長(又耒成人君) 総務部長橋本孝夫君。 ◎総務部長橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今,議員から休職という言葉がありましたけれども,私どもでいう療養休暇,休職といいますと療養休暇後にとる話になりますので,前段の療養休暇という形の中で,一般に言います病気等でお休みになる方ですけれども,過去5年間でトータル的には37名ほどございますけれども,これは本当に軽い風邪とかそういうものもございますので,1カ月以上という形になりますと,14名の方が過去5年間で療養休暇を取得しております。  なお,療養休暇は1年以内でございますので,休職に至ったのは,過去5年間で1人でございます。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 内容的には,病気でお休みしている内容わかりませんけれども,37名という数は決して少なくない数だと伺います。この中で,亡くなられた方もいらっしゃるというふうにも伺っております。まさにこれが仕事の配置等によるものであるならば,非常に問題であるということを指摘せざるを得ないんですけれども,これについてお答え願いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部長橋本孝夫君。 ◎総務部長橋本孝夫君) 先ほども申し上げましたけれども,37名といいましても,それこそ骨折とか,スキーに行って骨折したので療養休暇というような者もございますので,先ほど1カ月以上で14名と申し上げましたけれども,これはすべて1カ月以上ですので,病気でございます。  そのうち,精神疾患が5名でございまして,残りは,例えて申し上げますれば頸椎損傷でどうしても1日座っていることができないとか,それから女性の方特有の病気で入院をしたとか,そういう形でございます。  先ほど精神疾患5名という形で申し上げましたけれども,残念なことに,ことし1人の方が自損事故という形の中でお亡くなりになったと。ただ,これは配置転換とかそういうこととは私どもはとらえておりませんし,当然のことながら,そういう精神疾患につきましては,もちろんその課に課長がおりますでその状況は把握しておりまして,さらに精神科の専門の先生に診察をしていただいた中で,場合によってはその職場転換をすること自体が精神疾患の場合にはマイナスに働く場合もありますし,気分転換という意味で配置転換をすることが好ましいという,それぞれその人の条件によって異なりますので,それらにつきましては,精神科の先生のご意見を参考に,そしてまた本人の希望を聞きまして,そういう形の中で対応させていただいていると。  特に,先ほど申し上げましたお亡くなりになった方等につきましても,現場で働いていたわけですけれども,そういうような心労を取り除くために,総務課づけにして,本人が戻ってやりたい仕事につけるようにという配慮をしてきたところでございます。  なお,今は,毎年,全職員,専門業者さんに頼みましてメンタルヘルスチェックをしてございます。これは市の方の予算の中で出させていただいているところですけれども,その後専門業者が相談窓口という形の中でそのアフターケアをしているというような現状でございます。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 内容はわかりました。しかし,一人の命が亡くなったということに関しては,非常に重いものがあると思うんですね。  それで,37名と先ほど申しましたけれども,実質34名ということでありましたけれども,この精神的な疾患の病気になるということは,これは労働によるものであるというふうに私は思うんですけれども,そこら辺で,こういう事態が起きる前に,今,メンタルヘルスやっていますよということを言われましたけれども,衛生委員会,つまり労働衛生委員会というものを設けなければならない規定になっているはずです。そういった点で,行政としてはどういう対応をしてきたのでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 総務部長橋本孝夫君。 ◎総務部長橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  確かに労働委員会というものがございます。ただ,この精神疾患の場合,まず最初に,私どもの方としましては,それなりの知識を持っております保健師を活用するところでございますけれども,ただ,保健師でも,この精神疾患というのは専門分野ではございませんので,対応できないというのが現実でございます。  したがいまして,私どもとしましては,本人にとりあえず専門病院とか専門の医師に診断を仰いでくださいという形の中で,特に精神疾患の場合,当然波がございますので,そのときどきによって,特に精神疾患でも多いのがうつ関係でございますので,本人が気づかない場合もございます。したがいまして,先ほどの繰り返しになりますけれども,精神の専門の先生の診断を仰いでくださいと。  私どもの中でも,特にそういう方に対して,頑張れとかそういう言葉は,励ますことがかえってマイナスになると。そういうことも専門の先生からお伺いしているところでございますので,安易な形の中でアドバイスとかそういうものができないというのが現実でございますので,必ず専門の先生の診察を受けていただいて,その先生の言うことをきちっと守っていただく。これ以外に,私どもが病を患った方にいいと思ってアドバイスなり何なりをすることがマイナスになるということが,私どももその専門の先生方にお聞きしておりますので,必ずそういう専門の先生の診察を受けると。もしそういう形になった場合は,まずそういう形で対応しているというのが現実でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) このような事態が起きたということに対して,市長,管理者としてとらえていただきたいと思うのは,健全な健康体でもちろん労働しなければならないんですけれども,それは何が作用したかはわかりません。今,部長の答弁の中にもありますけれども,しかしそういうものが現に起きたわけですから,今後におきましては,例えば労働の中におきましたならば,残業も当然あるでしょうし,そういった問題も含めて,労働に関した問題も含めまして管理者としてどのように思うか,伺いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今,部長の答弁にもございましたように,メンタルヘルス等も年に1回やるようにしておりますし,毎週水曜日はノー残業デーということで,残業しないようにということにもしております。なるべく残業はしないように努めるようにということで指示もしているところでございますので,どうしても時期的にしなきゃならない場合もありますけれども,なるべくそういったことで職場の環境を整えていきたいと思っています。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 当然だと思います。ある方が言っておりましたけれども,「きょう残業あるのかよ,残業やっている場合じゃないだろう」などということも言われたという職員もおりましたけれども,本当に残業をなくして,必要なものは残業するにしても,毎日毎日の残業を減らすということではないでしょうか。そのためには,やはり人を入れて,確保して,事業を行うということではないかと思いまして,この質問はこれで終わりにしたいと思います。  次,子供の保険証を取り上げないでくださいということで,先ほど来からこの問題については何人かの方が質問いたしております。重複するところは省きます。  守谷でも,この国民健康保険に対して納税できない滞納者の世帯に資格証が発行されているということに関して,子供さんのいる世帯は何世帯ですかということで,先ほど県の資料では13,この間努力をしたのでございましょう,7世帯だということでありました。いずれにいたしましても,13でも7でも,保険証が使えない家庭が生まれたということは,人権を考える上からも大変重要な問題であります。これが世論となっており,NHKのテレビの中でも取り上げられております。病気になっても医者にかかれない,医療機関に行かれない。まさに生存権の侵害であり,私は,何よりも子供のことであり,子供にこのようなことを本当にどういう気持ちでしているのかということを疑いたくなります。  児童憲章の3の中に,すべての児童は,適当な栄養と住居と衣服が与えられ,また疾病にいたしましても,これは守られるというふうになっております。この点からいたしましても,私は子ども憲章に逸脱しているのではないかと思います。  この間の保険証の取り上げの問題に部長答弁の中では,決まって,これは皆保険の中で当然であるという答弁が返ってきております。  私は,教育長の方から答弁をいただきたいと思います。何よりも子供の命,子供の教育に関して,教育長に関係いたしております。市としてこういう問題が起きている,この立場をどのようにとらえているか,考え方を聞かせてください。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えをさせていただきます。  今,教育長にというお話でございましたけれども,国保の立場から回答させていただきたいと思います。  議員おっしゃるように,被保険者資格証とは,保険者が,国保法の第9条3項の規定に基づきまして,保険税を滞納している世帯に対し被保険者証の返還を求め,それにかわるものとして,被保険者であることの証明をするものとして交付されるものでございます。  先ほど高橋議員の質問にもございましたけれども,災害等特別の事情がないにもかかわらず1年間保険税を滞納していること,納税相談にも応じないなどの場合には,制度上資格証明書を交付せざるを得ないのが実情でございます。  ただ,議員からも今お話がありましたけれども,7世帯13人,守谷市の中で中学生以下の子供たちで資格証が渡されているお子さんがいるわけですけれども,この国民健康保険の保険税の滞納を理由に資格証になった中学生以下の子供を一律に救済する国保法改正案が,本日の参議院本会議で可決成立をいたしました。先ほどお話ありましたけれども,資格証の子供たち,全国で3万3,000人ですけれども,来年4月1日施行ということで,滞納世帯の子供たちにも,6カ月の期限はつきますけれども,短期保険証が届くようになりますので,国に合わせて市としても対応してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 教育長北村裕信君。 ◎教育長(北村裕信君) 確かに,子供たちを守る,生命を守る,健康を守る,これはこれから将来を担う子供たちにとっては大変重要な問題かと思います。もちろん子供を保護するのは大人であります。ましてその親が一番責任を負う大きな立場にいるわけです。もちろんそれを支えるのは,いろいろな行政であり,制度であり,いろいろな面で守っていくことは間違いないことでありますけれども,それぞれの立場で,それぞれの場でいろいろな検討しながら,そして保護者としての義務,責任,そういうものもしっかりと果たしていく中で,子供たちの健全な育成を図っていかなければならない,そのように思います。  そういう中で,学校現場もそうですけれども,子供たちの人権をしっかりと守りながらいろいろな課題に現在も取り組んでいるところですけれども,今後,いろいろなところで制度についても検討されることがあるかと思いますけれども,私の立場でなかなかその辺のことは難しい課題でありますので,佐藤議員の質疑に対してお答えにならないかもしれませんけれども,どうぞよろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。
    ◆12番(佐藤弘子君) 私は,部長の方は何遍もその答弁を聞いておりますので,視点を変えたわけですけれども,立場上,細かい保険のこと等は教育長は関係ありませんけれども,しかし,そういう思いを教育長が持っていたということに関しては,非常に感銘を受けました。やはり子供環境の立場上,そういうことを持っていなければならないと思います。たとえその制度が使えなくても,子供の立場に立ち返ってみる必要があるのではないかと思います。  今,起きているこの問題というのは,親がこういった経済状況の中で問題が起きているわけですよね。ですから,親の経済状況の問題は子供に何の罪はないわけですよ。そういう立場。また,親が悪質だと,あの人はお金があっても払わない,悪質だというレッテルを張った親に対しても,これも子供にとっては何の罪はないんじゃないでしょうかね。私は,そういう意味で今の教育長の言葉を受けとめました。やはり教育者として,そうでなくてはならないと思います。  国も,当然,厚労省のこの問題が出されて,調査しなさいということを言われて実施するようでありますけれども,期限を切るというところにも問題あります。期限を切って病気がその中で治るというわけでもありませんし,また,これは歯医者さんの医療には使えないというところもあるようですけれども,歯の痛みも当然医者にかかるわけでありますので,こういう問題も含めて緩和されるということができるといいかなと思っておりますけれども,その辺は,部長,何か聞いておりますか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 特に歯医者云々という話では聞いておりませんけれども,あくまでも医療保険ですから,医療保険の範囲内であれば使えるというふうに解釈をしているところでございます。  それから,1点だけ私の方から申し述べさせていただきたいと思うんですけれども,以前から佐藤議員におきましては,短期保険証や資格証につきましてご意見を述べられておりますけれども,国民健康保険は,国保税を柱に,国や県,あるいは市町村等の負担金で賄われておりまして,税の滞納者が増加いたしますと,国民健康制度の存続そのものが危ぶまれる事態にもなりかねませんので,国保税の納付が困難な世帯には,前々から申し上げておりますように,窓口等におきまして速やかな納付相談等を行いながら,収納率の向上にも努めていることもございますので,この辺のところをご理解いただきたいと思っているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 確かに,窓口相談を行うということであるので,それは当然やってもらわなければならない。だけど,窓口に行っても,納税に関して,滞納している方がとっても苦労しているんですね。そこら辺が,私は,本当に適切な窓口対応しているかということを思うわけであります。  これはある方から言われましたけれども,保険税が払えません。だけど病気になりました。その窓口に行って相談をしたそうでありますけれども,いろいろ計算をしてくれたそうです。あなたの収入これくらい,それに合わせてしてくれたそうです。だけども,これに関して受けられなかったと,聞いていただけなかったというようなことが現に起きているんですね。ですから,私は,そういう方に対して本当に親身になって相談するのであれば,払えない理由の中にはいろいろあるかとは思いますけれども,生活保護の対象,あるいは減免の対象ということも当然生まれてきていいと思うんです。その辺の配慮が私はないと思うんです。私は,毎回毎回こういった問題ではこれを述べておりますけれども,現に今受けられない。受けたいけれどもお金を払いなさいということで,とりあえずお金をつくって払ったそうであります。そして,入院をしたそうであります。今度,入院して退院するのにお金がないわけですね。そういった現に起きている問題に,本当にきめ細かな対応が今求められているのではないかと思います。  制度,制度ばかりを言わないでいただきたい。それをするのであるなら,こういう制度もあるよ,こういう制度もあるよということを口添えするべきではないでしょうか。その点についてはどう思います。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えさせていただきます。  今,議員がおっしゃられたように,確かに窓口で相談されても,お断りをしなければならない事態も当然あるわけでございまして,そんな中におきましても,相手方の内容をよく聞いて,つなげられるものがあるのかどうか,あるいは,今,入院というお話がございましたけれども,入院等におきましても貸付金等の制度もございますし,そういったことにつなげられないかとか,そういった内容をよく聞いて対応していくということで窓口対応をさせていただいておりますし,それから先ほどの資格証につきましても,議員がおっしゃるように,画一的に法令に基づいて全部該当させるということではなくて,納税相談に応じて短期の保険証を発行するなど,今までも対応してきておりますし,ただ,その中において,どうしても納付相談にも応じてもらえないといった方について,制度上やむを得ないという方のみに限って資格証を発行しておりますので,画一的な対応はしていないというのが私どもの内容でございます。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 努力はしていらっしゃると思いますよ。全くしてないとは言いませんけれども,そういう事例もあったということで,もっとよりきめ細かな対応をしていただきたいということを私言っているんです。  そして,この数字を見まして,本当にきめ細かな対応かというふうには思えないんですね。守谷の場合,国民健康保険世帯7,311人の中,滞納世帯が774,そのうち資格証明書の世帯250あるというわけですね。これは,同じように同列した市町村においても,率としては大変高いですよ。これだけきめ細かな対応がされていないのではないかということを何度も私申し上げますけれども,そういうふうに感じざるを得ません。この数字だけを見ておりますと。窓口に来た人は,本当に周りを気にしながら相談に乗るんだろうとは思います。そういう切ない相談者の皆さんの気持ちになっていただきたいと思うんですね。それがないから,今みたいな事例が起きているわけですよ。  ぜひこの点を踏まえていただいて,きめ細かな対応をしていただきたいと思いますけれども,いかがですか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  今,議員からご指摘がありましたようなことを踏まえて,今後におきましても,これまでもそうでしたけれども,今後においては,なお一層窓口におけるきめ細やかな対応を心がけてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) よろしくお願いいたします。  次,介護保険の見直しについてということで通告をいたしております。  あ,ごめんなさい,一つ忘れました。  子供の国民健康保険のことを言いましたけれども,同時に大人の保険の方で,国民健康保険の,つまり今回前期と後期になりました後期高齢者,前期高齢者,前期高齢者の天引きとなっておる中の問題で,天引きがされない方の加入者に対しての滞納の問題も大きな社会問題であります。これに対して,守谷ではどういう状況になっておりますか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  特に天引きについてということで,今のところ取り組みをしていることはございません。 ◆12番(佐藤弘子君) 天引きじゃない世帯です。1万5,000円以下の世帯で滞納状況はありますかということです。天引きされない世帯。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 大変失礼いたしました。今現在,手元にその資料がございません。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 私,この問題を伺うということで言ってありまして,委員会の中で質問いたしましたけれども,一般質問でやるんでしょうと言われたので,ここで期待していたんですけれども,今,資料がないということはどういうことなんですか。当然,お答えしていただくと思っているから,委員会ではいいですよと申し上げたんですけれども。 ○議長(又耒成人君) 佐藤議員,事前の申し入れは。 ◆12番(佐藤弘子君) してあります。 ○議長(又耒成人君) 暫時休憩いたします。                 午後1時33分休憩          ──────────────────────                 午後1時40分開議 ○議長(又耒成人君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き佐藤弘子君の一般質問を続行します。  答弁の方をお願いいたします。  保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えさせていただきます。  先ほど議員からご質問がございましたけれども,やはり通告を受けておりませんでしたので,数のみ申し上げさせていただきますが,特別徴収が939世帯,これは天引きでございます。それ以外の普通徴収が7,250世帯でございます。これの滞納ということになりますと,この中から抽出をして調査しませんと出てまいりませんので,現在のところお答えすることができません。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 通告がないというふうに今発言を聞きましたけれども,それならば,なぜ委員会の中で私がこの問題を取り上げましたときに一般質問でやらなくていいんですかと言ったんでしょうか。今になってそんなことを言われても困りますね。しっかりやってよ。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 今,議員から委員会の中でというご発言がございましたけれども,委員会の中でございましたのは,子供の数等についての質疑でございましたので,そのときに課長の方が答弁する際に,ここでやってよろしいんですかという発言をしたというふうに思っております。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 私はそういうつもりではなかったんです。それは勘違いでそのようにとられたと思いますけれども,要は,今,答弁が返ってきましたけれども,939世帯の方がこれに該当するということがわかりました。それに対して,今後適切な相談等をしていただきたいというふうに思います。全部がそういう相談者ではないとは思いますけれども,あった場合にはそういう対応をぜひしていただきたいと思います。それによって,減免制度を利用するとか,先ほど述べました生活保護を適用させるとか,そういうことに相談を乗っていただきたいと思います。  次,介護保険について伺います。  介護保険は,来年度見直しが国の方でされるということが出されております。私の今回の一般質問においては,介護保険については,多くの皆さんが守谷の介護保険料は高くてしようがないなと言われております。確かにそうです。県内一高い介護保険料となっております。ですから,それに対しての怒りというか,そういう声が返ってくるのではないかと思います。  さて,来年度見直しをすることにおいて,どこでも値上げという問題が当然出されると思いますけれども,守谷においては,来年度はどういう計画の中でこの問題見直しをするということでありましょうか,まず初めにお願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  介護保険料の見直しにつきましては,先日の議員全員協議会の方で説明をさせていただいたとおりでございますけれども,平成21年度から平成23年度までの3年間の介護保険料の算定に当たって,3年間の給付費見込み額を算出いたしまして,そのうち第1号被保険者が負担すべき金額を,厚生労働省により提示されております介護料推計ワークシートに基づいて介護保険料を算出するということになってございます。  その算定の結果として,前にもその説明の際に説明をさせていただいておりますけれども,第4期計画期間におけます介護保険料収入必要額は14億4,188万円でございます。この額に基づきまして,第4期における介護保険料につきましては,年額で5万1,709円,月額で4,309円となっております。3期と比較しますと,月額で202円低い設定ということで今現在考えております。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 来年度においては,その見直しの時期においては,守谷の場合は高くならないということのようでありますけれども,今,全国でもこの介護保険の問題では減免制度なんかもとり行っている自治体もあるわけです。そして,私は,やはり減免制度をつくることではないかということを一つ申し上げたいのと,また非課税の高齢者からも保険料を取り立てるのはやめていただきたい,これに減免制度をつけていただきたい。それから,利用者の立場でも減免制度の利用減免をつくっていただきたいと考えておりますけれども,これらについてはお考えはありますでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  第4期の介護保険料の段階設定に当たりまして,被保険者の負担能力に応じて保険料のきめ細やかな段階数及び保険料率の設定が保険者の判断によってできる仕組みとなっておりますことから,当市におきましては,被保険者の負担能力に配慮し,新たな所得段階を設定いたしました。具体的には,第3期の6段階に比較いたしまして,新たに保険料率を下げたものとして2段階を設定いたしました。また,保険料率を上げたものとして1段階設定しておりまして,合わせて9段階,6段階から9段階にふやしましたので,これまでより負担しやすくなるものとしているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 幾らかよくなってくるのかなということで受けましたので,大変それは結構なことであります。  介護保険におきましては,予防介護,あるいは利用できない人が今出てきておりますね。それらについて細かくやりたいとは思いますけれども,時間がありませんのでやれないんですけれども,この予防介護,あるいは受けたい人が受けられない。例えば1万円以下の利用料で受けるとなれば,大変困難であります。お金がなくても受けられる制度にしていかなければ不公平ではないかと思いますし,また政府が毎年2,200億円の社会保障財源を減らしております。財源がないからということでありますけれども,私は,高齢者の皆さん,福祉に関して,減らすのではなくてふやしなさいということを申し上げたいんですね。なぜならば,今,国がやろうとしておりますむだ遣いです。軍事費に5兆円,思いやり予算も含めると大変なお金が私たちの税金からいくわけです。そういったお金を減らして,社会保障の財源をもとに戻させることではないかと思います。  これに対して,答弁しなさいと言っても無理があるから,答弁は結構でございますけれども,介護の現場では,本当に今,多くの皆さんが,前は老老介護と言われましたですよね。今は認認介護と言われている。介護の認定を受けた人がそれぞれが介護している認認介護,要支援でも認定,要介護でも認定,ご夫婦二人で。そういったことで,在宅介護においては大変な状況に来ているわけですね。そこら辺でも,認認介護の皆さんが泣かないような,そういう施策を,これは自治体ができるわけでありますので,そこら辺も見直しと同時に細かい介護を作成していただきたいなと思います。もしこれに異論があるようでしたら,どうぞお願いしたいと思いますけれども。 ○議長(又耒成人君) 異論はございませんね。 ◆12番(佐藤弘子君) 認認介護の意味がわからなかったようでありますけれども,ギャグじゃありませんよ。認認介護なんです。老老介護というのは皆さん知っていらっしゃるでしょうけど,認認介護を優しくしてあげていただきたいと思います。  そして,介護保険は値上げしないでちょうだいということを一言申し上げまして,次の7番の古代ハスにいきます。  皆さんにお渡ししましたこの古代ハスの写真,とってもすてきな写真であります。ある方がこれを持って見えました。「守谷にこんなすばらしい資源があるのに,だれもやってくれない」と言っておりました。「いやあ,こんなすばらしいもの,何ですか」と私も聞きました。古代ハスだそうです。守谷には昔から沼があって,そしてこの古代ハスが群生していたということであります。  そして,このハスの由来は,千葉県の方で大賀一郎さんという方が見つけたと言われておりますけれども,江戸時代,それよりもっと前になるんじゃないかと思います。そして,この古代ハス,私勝手につけたんですけど,学名は違うかもしれません。学名は知りませんよ。だけども,これを保存している方が,おれがこれは見つけたんだということで,ぜひ保存をしてほしいということなんですね。このハスは,古代中国から伝わってきたとも言われておりますので,このまちがハスでピンク色に輝くような観光にぜひ起こしていただきたいということで,私,取り上げたいと思うんですね。種をこの方は自分の田んぼの中から見つけたそうであります。そして,毎年ふやしていったそうでありますけれども,株でふやすんだよと言われました。ああ,株でもふやせるんだ。私は,リーマンショックじゃありませんけど,株ねと。株でふやせるというわけですから,これは持ち株制度をつくって,このハスを守谷の観光に使うということはどうでしょうかねと,大変なアイデアを考えたんですけれども,私のロマンと皆さんのロマンが違うからどのような回答が来るかわかりませんけれども,この古代ハスについて認識をお持ちでございましたら,お願いします。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部次長笠見吉代君。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) 結論から申し上げます。市が管理します城址公園の中に,2カ所ほど植えつけをしてございます。  経過的なものを申し上げますと,このハス,もともと守谷沼に生えていたということでございまして,土地改良等々,あるいは除草剤とか,そういう形だと思いますけれども,一度途絶えてしまったというふうに聞いてございます。  平成12,13年ごろだと思いますけれども,公園に隣接します田に生息をしていたということで,田の所有者から譲り受けをしまして,公園整備を,水辺ですけれども,そこに移植をしてございます。もとは,城址公園の周辺の沼地で,先ほど言いましたけれども,生息をしていたことから,その地権者,さらにふやしてはどうかという提案が事実ございました。そして,平成19年度に,このハスを繁殖すべく,田の所有者,城山町内会の皆さん,それから商工会の青年部会の皆様のご協力をいただきまして,同じ城址公園の調整池内に移植をしたというのが2回目でございまして,そういう意味で2カ所というふうにお答えをしてございます。  その後の生息状況でございますけれども,今現在,約20株ぐらい生息が確認されてございます。このハスの管理も,移植していただいた方々が自主的に管理をしていただいていると,こういうように非常にありがたい話でございまして,守谷の原風景の復活を期待し,現在活動いただいている皆様の協力により,さらに繁殖ができ,そして広く皆様に周知がされて,新たな観光資源になればいいのかなというふうには理解してございますけれども,ただ,この植物はあくまで水辺というところが限られてまいりますので,そういう場所でのみの生息になるかなとは思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) お話を聞いていたということで,これをふやしていきたいという意向がよくわかりました。  あそこの城山の地域においては,オオタカの生息地ということで大分保護されてきました,この何年間。かなりお金も使いました。だけども,こんな古代のハスが発見されたにもかかわらず,お金も出なければ,みんなボランティアでされていたということがちょっと残念なんですね。ほかにないものがここにあるということを掘り起こしてくれたわけですよ。これは本当にまじめに考えて,観光資源に絶対なりますよ,この古代ハスは。これ一面,城址公園整備して,その周辺にこれが生息していたら,それはそれはほかにない見事な風景となることを私想像しているんでありますけれども,そういった意味からも非常に価値あるものと思います。  ですから,先ほどリーマンショックはショックを与えられました。私は,この持ち株制度というのは,人々の心を豊かにする,そういう気持ちも膨らむ豊かなものであるということで,持ち株制度はどうですかと言ったんです。例えば1株が幾ら幾らと,それを自分も管理しながら一緒にするということで,これは多くのネットで広げることもできます。  そして,この植物は大変に弱い。環境というか,野鳥なんかもおるので食べられてしまうんだそうです。そういう意味では,保護しなければならないということもあるようですので,保護しながら,持ち株を持った人は,自分が1年に一遍花火を見るように古代ハスを見る。これ大変ロマンではありませんか。私はぜひこういったものをつくってもらいたいと思いまして,次長,やるよと,何とか来年度予算につけてもらうというような答弁が返ってくると大変うれしいんですけれども,私これで最後にいたしますから。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部次長笠見吉代君。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) 先ほど言いましたように,適地がございます。そういうことで,今,城址公園の水辺,あそこが一番適地であろうと。やはり植物ですから,そこの原産といいますか,一番先に発生したところでございますので,そういうところをまず繁殖ができ,ある程度の方々が楽しみに見に来ていただければ非常にありがたいなと,まずは考えているところでございます。  以上です。 ○議長(又耒成人君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) ぜひこれをつくっていただきたいなと思いまして,皆さんも関心のある方はぜひご参加していただきたいなと思います。  私の持ち時間あと11分でありますけれども,私一言申し上げさせていただきたいと思います。  議会の当初の始まりのときにおきまして,私は,所信表明の中,続いて議案審議の中において,今回の市長選,並びに県議選,市議補選に対しての問題点をただしたのでありますけれども,その段階におきましては,事務局長と言われておったそうでございます橋本部長の方からは,はっきりした答弁は返ってきませんでした。しかし,きのう浅川議員の質問に対して,選挙管理委員長が出席のもと,この問題がはっきりいたしました。違法性がありましたということを部長の方から答弁されました。私も,所信表明で質疑をいたしましたときに,こういった答弁を聞き出したかったわけであります。  だとすれば,その違法性がありましたということにおいて,選挙管理委員会はどういう処理をしたのかということであります。きのうの答弁の中には,警察にかかわる問題だということですんなり逃げたようでありますけれども,これはやはり当事者として問題があったわけでありますので,その辺は選挙管理委員会の中で合意をもってしっかりと論議すべきものであると思いますけれども,お考えがあるかどうか,きっと答弁はないと思いますけれども,それの結果によって,告発するなり何なり,上級に相談するなりすればいいというふうには思います。そういうことが私の答弁の中に返ってきてほしかったなと思いまして,一言述べさせてもらったわけですけれども,答弁はないんですよ,一般通告をしてないので。ただ,ちょっと不満だったので,なぜ私のときにその答弁を出さなかったのかということを言いたかったがために,ここまで延ばしました。  以上をもちまして,私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) これで佐藤弘子君の一般質問を終わります。  次,通告順位15番の平野寿朗君,登壇を願います。  平野寿朗君。                〔16番平野寿朗君登壇〕
    ◆16番(平野寿朗君) 発言通告15番の平野寿朗です。どうぞよろしくお願いします。  今,佐藤議員から古代ハスの写真をいただきまして,ありがとうございます。この写真撮った方,お世話されている方,5年がかりで実はずっとやられて,やっと城址公園に実ったということで,私も去年初めて見させていただきました。非常にきれいです。これは季節が非常に限定されますから,8月だと思いますが,ぜひ見ていただいたらと思います。そういうふうにボランティアで守谷の方がこういうものを育てていらっしゃるということに,敬意を表したいと思います。  これは8月の花なんですが,12月ともなるとシクラメンが非常にきれいな季節になっております。それから,パンジーもお店でも随分出回ってきます。年末の押し迫ったころに,ちょうど12月の終わりごろにシクラメンがセールになって,売り切ろうというので安くなったころ,今でも結構安いんですが,妻が多分30日とか31日に買ってきまして,必ず言うことが,「お父さん,安いから買ってきたよ」,これが口ぐせなんですね。花が好きですから,しょっちゅう花たくさん買って帰るんです。パンジーもたくさん買ってくる。僕の答え方は,「うん,安い割にはいいの見つけたんじゃない」と,こういう会話で終わるわけですが,あんまり豊かでない生活をしていますと,そういう会話一つで,家族の中の雰囲気がうまくいったり,うまくいかなかったりするわけで,考えてみますと,シクラメンもパンジーも,大事に育てますと,約半年花を続けて咲かせてくれるわけですね。だから,600円前後のシクラメンでも,150円のパンジーでも,それが半年続くから,我々にとっては,庶民的なというか,非常にいい花かなと感じています。  早速,一般質問の中身に入らせていただきますけど,一番最初に,大利根有料道路の無料化についてということで質問を差し上げています。  この問題については,新しい議員の方が6人いらっしゃいますので,若干さかのぼって,平成17年度の状況をお話をさせていただきたいと思います。  7番以降の議員については,そんなことは知っているよということになるかと思いますが,お許しをいただきたいと思うんですが,平成17年に実は,守谷市議会全体でこの無料化の促進の協議会というものをつくりました。私が会長をやらせていただきまして,私が発案したということもありましてやりました。当時,中田議長がそれを認めていただきまして,中田議長,又耒副議長のもとに,私が会長でやらせていただきました。  そして,私の計算上ではもう無料化ができるそうだからということで,守谷市民の方に署名をお願いしました。3万5,000ぐらいの署名が集まって,この署名を持って県に陳情に伺ったわけです。そのときに県の方から,道路公社で守谷に出向いてお話し合いをしましょうということで,平成17年の6月と7月に2回議論やっています。県からお二人見えて,こちらは中田議長,又耒副議長,そして私と伯耆田副会長,それからもうお亡くなりになった大久保副会長も副会長ということでご参加をいただいた。  このときの議論は,すれば長くなるんですが,短くしたいと思います。このときに議論の焦点になったのは,細かいことはいろいろありますが,もし興味のある議員の方は,議会事務局に議会事務局がまとめた会議録もございますので,後で手に入れていただいたらということで,大きくは省略をさせていただきたいと思いますが,そういうことの中で議論になったのは,平成17年ですから,TXが通る直前だったんですね。そういうこともありまして,県がおっしゃるには,TXが走った場合に,この大利根有料道路の交通量が減るだろうと,その推移を見たいというのが1点ですね。それから,そのときに出されました今までの実績と今後の計画,それから24年までの具体的な計画なんかの案も出されたんですが,19年,20年,21年,この3年間に12億幾らの設備費がかかっているんですね。それはおかしいんじゃないの,これは何ですかとお聞きしたときに,県側は,これは耐震工事だと。でも,そのときの議論は,耐震工事は別に考えていただけませんかと,これは全部いろいろかかってくることだからということだったんです。そういうことでお別れをして,もう少し言えば細かくあるんですけれども,大きいのはそういう点がありました。  これはもちろん議会の皆さんには報告をしたわけですが,実はもう19年というのは終わっています。耐震工事なんかは全くされていませんし,最近お聞きすると,あれは耐震工事なんか必要ないよということでございます。県の側の方も人がかわっているんですね。事務局を通してお聞きしましたが。  ついでに言いますと,議会でいえば,ことしの2月が,入れかえというか,4年に1回の関門でしたから,その前に一回その協議会は閉じたわけですね。そこで市長にぜひお尋ねしたいのは,17年のときはそういう状況だったんですが,もっと言うならば,その前に大きな問題としては,あそこをかさ上げをしております。約28年前に大利根有料道路できたんですが,これはまだご記憶に新しい方は多いと思うんですが,山崎さんなんかはわからないと思うんですが,約10年前かな,もうちょっと前になるかもしれませんが,あそこの取手側の方は低くて,ちょっと大雨になると水かぶって通れなかったですよ。これはご存じの方多い。それのかさ上げ云々ということもございました。  当時の資料を全部読みましたら,守谷選出の小川県会議員はこれに反対をされています,あのかさ上げに。それより,もっと安く,早く,無料にしたらいいんじゃないかというご意見を委員会でも言われています。  そういうこともあったので,その17年度時点では,こういう状況で議会と県のやりとりをやったわけですが,行政の立場,市長の立場で,この辺ぐらいまでのことで何かつけ加えるようなことがあれば,この橋のことでもしあれば,おっしゃっていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 橋のかさ上げのことですけれども,当時は,かさ上げをしてくれというのと,かさ上げは必要ないよというのと,両方あったと思うんですよ。取手の方の県会さんと取手の市長さんとは,かさ上げしてほしいよというのがありましたけれども,私も署名はしましたけれども,その必要はないんじゃないのという話はいたしました。しかし,どうしてもかさ上げをして水が入らないようにしたいので協力してほしいよということで署名はいたしましたけれども,そんなに水が入るといっても大体1週間程度のものですから,それよりも早く無料化の方がいいんじゃないのという気持ちではおりました。しかし,そうはいってもいろいろとありますので,県の方にかさ上げをお願いした経緯はございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) それで,17年から約3年たった今日なんですが,実は24年の4月からは無料になるよというのは決まっているんですが,22年か,訂正します。この22年の4月というのは,二つ意味がございまして,大きいのは,30年たったから無条件で無料になるよと,この要素の方が強いように感じております。ただ,これも,厳密な議論,県とも差し上げてないんですけど,かさ上げからすれば30年たってないよとか,いろいろあるようですが,そこで,実はこの2月の改選前に協議会は閉じたんですが,最近また資料を調べさせていただきました。それから,約2カ月前に県の方に事務局を通して現状はどうなっているかお知らせ願いたいということでお問い合わせをしました。出てきましたんですが,実は私の希望する十分なものは出てきませんでした。  出てきたのは,19年度決算ベースで債務額,事業費,それから償還済額,未償還額で22億9,000万円あるよというのだけ3行のやつが出てきました。これはこれでわかっているわけで,もうちょっと詳しいのが欲しいよというお話を申し上げていたんですが,その中身は,これは2期目以上の方はお手元にあるかと思うんですが,要するに17年に協議会やったときに,収支予算の明細書,あるいは実績というのが年ごとに30年分がずっとあるわけです,予算の中まで。これについては,一たん収入あったものがどういうふうに出ていくかと。しかも,貸付金はどういうふうに返していくかというのが一覧表になっているんです。予定表もあるわけですね。それが16年にやったときには16年までですから,それ以降の19年度決算というのは,もう1年以上過ぎていますから,欲しいと,いただきたいと言いましたけど,出てきませんでした。  なぜかというと,この19年度,20年度,21年度,17年にいただいたときの資料では,その3年間で12億要りますよ,必要ですよと。これが耐震工事だというのが,工事はやってないわけですから,これは使ってないわけですね,当然。ただ,県から資料が出てこないわけで何とも言えないんですが,現状はどうなっているかという,憶測ではない,わかっている限りのことを申し上げてみますと,20年ことしの9月16日に県土木委員会があって,小川県議が質問をされています。  この有料道路のことについて質問をされて,答弁の数字のところを申し上げますと,こういうふうになっています。これは公式な議事録ですから,土木課長が答えている。平成19年度末の未償還額が22億9,000万円,これはさっきいただいた資料と同じですね。それに対して,償還準備金として約21億円が積み上げられていますと。つまりこれで返してしまえば1億2,500万円償還額は残りますよというのがございます。  そういう意味では,これが19年度の決算ですから,1億幾らというのは,年間であそこは11億,12億売上がありますから,4月,5月には1億は終わってしまうという計算になるわけです。それから,ついでに言いますと,償還金と維持費と県の運営費をとって,さらに10%は損失補てん金というのを積み立てている。損失補てん金というのは何かといいますと,不測の事態があった場合に,大きな事故があって補修をしなきゃいけないとか,そういうものを積み立てているお金ですね。それで平成17年では20億円あるんですが,その辺がどうなっているかも見たかったんですが,平成17年のときにはそのお金を返済したら無料化できるんじゃないですかという議論もやったんですけど,それは置いておいて,現実はそういうふうになっているところなんです。  一般質問としては,ぜひ無料化の方向を県にも早目にご確認願いたいとお願いしていたんですが,その辺はどうでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) お答えいたします。  今,議員おっしゃるように,平成20年の9月議会,これは県の議会でございますけれども,土木委員会のやりとりがありまして,その中で小川議員の方から早期の無料化ということで要望がなされているところでございます。  市としても,これも議員おっしゃることと同じなんですけれども,こちらとしても資料を請求をいたしまして,出してほしいということを言ったんですけれども,これも議会事務局の方と連携してやったんですけれども,いまだに出していただけないというのが状況でございます。  とはいいましても,当然あそこの有料道路,橋ですけれども,生活道路としての機能があるわけですので,市としても,取手市と協議,調整して,無料化に向けての働きかけを引き続きしていきたいと考えております。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) 僕の理解でいえば,ここで無料にして余りあるという現状だと思うんですね。これを市長にぜひ早急に,市長も,あそこの行政区が取手市であるとか,いろいろなこともあると思うんですが,ぜひお願いしたいと思うんですが,これは単独でこの路線の独自会計だという理解を私はしているんですが,それで黒字になったらば無料にするんだよというのが国の法律に基づいた県の有料道路だと思うんですが,市長はその辺はどういう理解をされているかをお願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) あれは県の道路公社でやっている事業だと理解をしております。単独では,多分,既に償還もできるんだろうと思いますけれども,ほかの路線と一緒になると,そういう考え方からすると難しいというふうな答えが返ってくるんだろうと思います。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) 市長のおっしゃるとおりなんですが,そういうことになれば,道路整備特別措置法ですね。こういう国の法律に基づいて僕は考えるしかなくなってくるんだろうと思うんですね。これをぜひ紹介をさせていただきますので,市長としても,あるいは担当部としても,取手市と連携をとりながら一刻も早く無料化にしてほしいと思います。私が思いますのは,若干幅があってもいいと思いますので,ちょうど乙子立体交差が来年の3月に屋根ができますから,それに合わせて無料化にしていけば,タイミング的にも非常にいいのかなと思います。  法の解釈上の問題を簡単に申し上げますと,昭和31年に道路整備特別措置法というものができています。それがずっと続いて今日まで来ているわけですが,これによりますと,料金の額等の基準のところの23条の3では,当該道路,この道路の新設,改築,維持,修繕その他の管理に要する費用で政令で定めるものを料金の徴収期間内に賄うものであることというふうにしていますね。そうしますと,道路の新設,改良,維持,修繕その他の管理が有料道路ですから使途が分かれる,そういうもの以外には使えないということですから,黒字になったらお金は取っていけないという理解がこの中ではできると思います。  法律というのは抽象的ですから,その施行令を見ますと,その施行令も昭和31年にできているんですが,そのちょっと後にできていますが,料金についてずっと書いてある,1から9まで具体的に書いてあります。今,読み上げたことの具体的なことが,1から9までずっと,借入金の利子だとか,借入金の返済だとかいうのがずっと並べてありますね。つまり国や県が有料道路をつくる場合には,そういうふうな決め事によってつくられているということなんです。  これは県からいただいた17年のときの資料なんですが,損失補てん引当金制度の概略というのがあります。これは要するに,今,会田市長がおっしゃったように,道路公社で五,六本の有料道路をつくっています。多分,ドル箱路線は,ここの大利根有料道路ともう一つぐらいしかないんだと思うんですね,黒字の路線は。あとは全部赤字の路線なんですね。そのために若干プールができるようになっているのではないかなというのが,損失補てん引当金制度の創設趣旨,これが昭和34年にできています。これは,いわゆる一般有料道路,大利根有料道路みたいな道路ごとに,議会の同意を得て建築大臣の許可を得て事業を実施するものであり,当然,道路別会計が原則であるわけです。要するに,その道路一つ一つが会計なんです。ところが,これを若干緩めているんだろうと私は理解をしていますのは,損失補てん引当金という法律が3年後ぐらいにできているんですが,要するに修理をしたり,地震があったときに補修したりする,そのために積立金をしておくよと。県の運営費もとりますけど,返済と建築費に払っていくんだけど,何かの場合のために10%を積み立てているわけです。それはどこの道路でも積み立てるわけですね。ところが,赤字のところの路線は,赤字のまま終わるということが当然出てくるわけですから,そういうことを含めて,プールができるのかなという解釈にもとれます。ただ,これも,あくまでも今申し上げましたように,いわゆる損失補てん金引当金の枠内だというふうに私は理解をしている。  そうしますと,先ほど申し上げましたが,17年度にこの損失補てん金というのは20億円ぐらいあるんです。これが19年度幾らあるかというのを知りたいんですが,県が出さないから何とも言えないんです。仮にこれがゼロであっても,もう黒字になっていると思うんです。  僕は,この残っていた分が県に使われようとか,あるいは若干黒字が県に回るというのは,それはそれで構わないとは思うんですが,やはり単独で考えなさいよという法律になっているわけですから,この辺をぜひ,市長はよく公平性ということをおっしゃいます。特に上下水道の値下げのことについても,100%になったから一つの値下げのきっかけになったよということをおっしゃいます。公平性という意味でいえば,税金を取ったりするとき,あるいは有料道路でお金を取ったりするときも,一つの法律に基づいてそれを施行するのが僕は公平性の原則だろうと思うんですね。ですから,この中身に基づいて,早急に,遅くとも3月,21年度内に無料化になるようにやっていただければ,3年前,中田議長のもとに私たち全議員が取り組んだことも報われるのかなと,あるいは市民の方に議会の役割というものも理解をいただけるのかと。もちろん議会の役割を認めていただくために無料にするとか,そういうことでは当然ないんですが,現実,法律をまじめに考えれば,ごく普通に考えれば,これは無料になって当然だろうと思いますので,その辺を速やかに,取手市の敷地ですから,取手市との協議とかいろいろあるというのは,当然御苦労もあろうかと思いますが,お願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今,議員のおっしゃるように取手地内なものですから,取手の市長とも相談をして,3月までにできるかどうかわかりませんけれども,そういう要望はしていきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) ぜひ笠川次長に資料は全部お渡ししていますので,取手市長にも見ていただいたりしながら,解決の方向をお願いしたいと思います。  2番目のみずき野のエクセル撤退の問題について,これは何人かの方が前もってお話をされていますので,少しダブらない形で申し上げてみたいと思うんですが,ぜひ市長には半分ぐらい目をつぶっていただいて,全部つぶっちゃうと,今,時間おなかいっぱいで寝ちゃいそうですから,半分ぐらい目をつぶって,みずき野イメージを思い浮かべていただきたいと思うんです。  というのが,あしたも文化財公園の協働の作業があります。これに私も出ようと思っているんですが,もう何回かやってきましたが,あそこの文化財公園も一回やれば500万円ぐらいの利益が出るぐらいの仕事を,住民の人とか,みんなで市の行政とやってきたわけなんですね。あしたも私も時間がとれそうなので出させていただくんですが,ぜひ市長や執行部の皆さんに,半分目をつぶってというのは,みずき野のイメージを抱いてほしいんですが,守谷の一番端っこにあります。だから,あの守谷の資料,厚いカラーのきれいな資料に半分しか載らなかったんですよ,あの航空写真が。だけど,あそこには守谷の1割以上の人間が住んでいるんですよ。1割以上です。これは大きいですよね,1割強というのは。1割強の人が住んでいるみずき野なんです。  それから,思い起こして,これは最近皆さんわかると思うんですが,乙子交差点,来年の3月に全部改善するんですが,これも私は随分思い入れがあるんです。私が議員になった1期目のときに,毎年あそこの一般質問やって,これは県も当時の長も,立体交差は全然やる気なかったんですよ。それをがんがん頑張って,3年目で,議会が中断して特別委員会をつくってやるぞということで,当時寺田議長だったと思うんですが,ちょっと我慢しろ,特別委員会の中で頑張れと言われて,特別委員会をつくって,又耒議長と私と,県に実は8回行っています。きのうも手帳を,全部呼び起こそうと思って全部見てみました。8回,県と竜ケ崎にお願いに行って,そしてこの議題に取り上げてもらって,やはり県もお金がない,厳しいから,それ以降どんどん,一番ピークのときから土木は半分ぐらいの予算になっているんですね,お金がなくなって。そういうときにちょうど出くわしたものですから,なかなか難しかったんですけれども,同じ1期生と言いながら,又耒さんは先輩でもあるし,非常に交渉術のあるといいますか,そういう方と組めたもので,何とかこれがテーブルにのって,そして予算がだんだんついてきたという,そういう思い入れがある乙子交差点なんです。  それから,その乙子交差点をくぐってすぐが1丁目なんですが,これも1丁目と小山の方でトラブルがありまして,民間の駐車場をつくるということで,小山の方からはなかなか入れないということで,みずき野の中を通って駐車場,これも実は又耒さんに相談をしまして,同じ会派ということもあったんですが,又耒さんのお力もかりながら,住民の方何人か集まっていただいたり,それから土地の地権者の方を又耒よく知っていらっしゃるということで,会って,何回か公民館で議論しながら解決をして,一応問題なく駐車場をつくってきたわけですね。  そして,その1丁目を過ぎて,小学校が近づいてきます。小学校も,当然,私の子供も行っているから非常に思い入れがあるんですが,ちょうど私の子供が入ったときには6クラスで,あそこにプレハブの2階建ての校舎がありまして,今はないですが,私の子供はプレハブの教室に入ったわけです。  その運動場の手前を右にずっと行くと2丁目,3丁目になって,公民館があって,エクセルがあって,その続きに第1調節池がある。この第1調節池も,これ皆さん時間があったらゆっくり見ていただきたいけど,あの周囲も結構広いんです。あそこにポケットの会という,これは私も尾崎さんも入っているんですが,そういうボランティアのグループでパンジーを五,六百本植えていますね。きれいですよ。そんなに目立たないんですが,余りにも長いから。でも,これも10年ぐらい続いています。そのポケットの会で言えば,きのう連絡が入りまして,1月11日にもちつきをやるよということで,いつも私は豚汁づくりの担当ですから,去年も足りなかったから,ことしはふやして頑張って250食つくってくれと,これも大変なんですが,前の日に。で,もちつきをやって,皆さんのコミュニケーションを図っていくと。  そこからずっと左に曲がっていきますと,さくらの杜公園がありまして,そこではグラウンドゴルフの人が週に3回ぐらいグラウンドゴルフをやる。そこで,そのメンバーが里親制度を申請をして,月に1回はさくらの杜公園の清掃とか,そういうものをやっているわけなんですね。  ずっと回っていくと,第2調節池7丁目,8丁目に突き当たっていくわけなんですが,この7丁目,8丁目も,私には非常に思い入れがありまして,実は小学校の本格的なグラウンドの改装,前はこんな石ころがたくさん出るようなグラウンドだったのを,大がかりにやっていただくということで,暗渠を入れると同時にスプリンクラーをつけていただいたんですが,そのときに少年サッカーチーム,FC郷州の練習の時期がないということで,第2調節池に砂を入れていただいて練習をやった。ところが,ある日このときに大風が吹いて,その砂が舞い上がってしまって,苦情が町内会に行き,私のところに来ました。このときも,実は岩井に私はその電話があったときにいたんですが,又耒さんに電話差し上げて,土曜日だったから行政に連絡とれないんです。又耒さんに無理を言ってあそこに水をまいていただいた。又耒さんのことだから,快くいいよということで,さっと行ってやってくれた。僕は夜の9時ごろになって,その方たち70軒ぐらいにずっとおわびをして歩いたんです。そういう思い入れがあるわけですが,そういうふうにずっと言っていますと,切りがないぐらいあるんですが,私は,今度のエクセルの問題をどう考えるかということで,エクセルがなくなって失うものと書きましたが,五つぐらいあるような気がします。  一つは,これは皆さんもおっしゃっているとおり,買い物の利便性で,特にお年寄りなんかが困ってくる。当然,この対策が必要なわけですね。  2番目に,僕が感じているのは,地域のコミュニティーというものがここで失われていくということなんです。実は,グラウンドゴルフをやっている仲間の奥さんに80何歳の方がいるんですが,この人非常にお元気なんですが,いつもこのエクセルまで毎日2回買い物に行くんです。1回行って少しだけ残しておいて,また午後行くんです。そうやって歩くこととコミュニケーションをとる,これはこれで非常にすばらしいことなんだろうと思うんですが,これに近い方がたくさんいらっしゃるんですね。あそこに行ってみずき野の方のコミュニケーションをとる。こういうものが失われる。  防災ということでは,小千谷に行かせていただいて,本も出させていただきましたけど,やっぱりああいうものが防災があったときの救援体制としては非常に役立っているわけなんですが,こういうものが失われるということになるかと思います。  それから,市民の皆さんが言っているのは,そういうことがなくなることによって資産価値も下がるんだということもおっしゃっております。銀行もなくなって,食料品店もなければ……。  それから,もう一つは,これはぜひ行政で実現お願いができるんじゃないかなと思うんですが,防犯の問題です。これは後から気がついたんですが,夜10時ぐらいまで明るかったところが,真っ暗になったんですね。そうすると,住民の方がおっしゃっているのは,平野さん,あそこほっとくと,いろいろな不良のたまり場になったり,犯罪が起きたりするんじゃないかと。それから,スイミングの通り道でもあるので,いろいろな事件が起こったらどうするんだろうねという声が,これは閉鎖した後に気がついたということで出されております。  そういう意味では,こういうものをぜひ解決をしなければならないと思うんですが,考えてみると,みずき野というのは三井不動産のつくった建築協定でできています。ですから,一般住宅にお店ができないとか,垣根は全部グリーンですよと,ブロック塀ではできないとか,いろいろな協定があるんですが,そういう中で,大型店,大型店へ流れていくというのも,現実そうなんですよね。エクセルというか,その前にあったのも続かなかったわけですが,その当時はジャスコもなければ,西友もない時期なわけですね。  その中で,実は僕,ちょうど1カ月前にアメリカにそういう商業施設を10カ所ぐらい見に行く機会があったので行ってきたんですが,全部大型店に流れている。極端にいえば,ロックシティみたいな建物がもう古いよという感覚。ディズニーランドみたいなのができて,みんなそこへ行くのがおしゃれだという感覚なんですね。そのそばにはスーパーもあって,そういう一般家庭の買い物もできる。そういうふうにどんどん行くものですから,あそこのロックシティができて岡田屋さんがつぶれていくというような,こういうことと重なっているのも,現実,事実だろうと思うんですね。  そういう意味で,僕は,行政の面から考えれば,失われていくものは大きいなというふうに感じているんですが,どなたか,今,五つぐらいのことを申し上げてみたんですが,行政はどういうふうに考えていらっしゃるか,お答えいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) お答えいたしますというよりも,考え方といいますか,それをどうするんだということは,ここではちょっと申し上げませんけれども,今,五つほど議員の方からあったと思いますけれども,当然のことながら,エクセルをこれまで利用してきた人,特に自家用車等交通手段のないお年寄りといいますか,そういう方は特に不便になっているのは事実かなと思いますし,また少なからずエクセルが社交場的な役割を果たしてきたのかなということも理解できるところでございます。  備蓄倉庫のかわりというような話もございましたけれども,これについては,市としては防災の備蓄倉庫もありますし,また市民の方々には,少なからず用意をしておいてくださいというようなことも言っているところでございますけれども,あとは資産価値が下がったというようなことかと思いますけれども,そうはいっても資産価値というのは変動も往々にあるということも理解できるわけでございます。  あと,防犯灯とかそういうものについては,生活経済部の方からお答えしたいと思いますけれども,コミュニケーションとかは,市長も言っていますように,集会施設とか,空き家とか,そういうところを使ってコミュニケーションというものを活発にしていかなきゃならないということがありますので,直接お答えにならないかもしれないけれども,そういうふうな施策はしていきたいなと思っておりますし,特にお年寄りのことでいえば,出前サロンですかね。ああいうものについても,有効に今働いているかなと考えているところでございまして,防災の方についても,今後PRに努めまして,特に初期のときに,援助が来るまでの間自分たちが備えるということでやっていきたいなと思っております。  先ほどの防犯の関係については,生活経済部の方からお答えしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お店がなくなったことによって,防犯上の問題というご指摘でございます。あの辺が暗いというお話を伺いましたので,早速現地を確認してまいりました。  そうしましたら,あそこにスイミングスクールありますよね。そちらに行く方が,もとの店舗の中を通っていくのかなというふうに感じました。そこのところが,お店の今までついていた電灯がついてなかったために,暗いなというふうに私も感じました。駐車場に関しましては,3基駐車場の街灯が点灯していまして,そちらの方は今までと同じなのかなと思いまして,スイミングスクールさんの方に状況確認のためにお寄りしました。そうしましたら,やはり皆さんそこ暗いというお話があるので,施設の管理者である三井不動産の方にお願いしてあるそうです。どういう形か,防犯灯的なのか,今までついていた電球を点灯してくださるのか,その辺はまだはっきりしていませんけれども,設置していただける予定になっているというお話を聞きました。  それから,たまり場的になってというお話がございました。もとの店舗のあったところがガラス張りになっていて,中はちょっと明るくなっていて見えるんですけれども,ガラスを割られて,その中でたまり場的になってはなと,私も感じました。その件に関しましても,三井不動産の方で近々あの辺を改修するというか,そこを工事をして危なくないように直すというお話も,あわせて伺ってきたところでございます。  以上です。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) 三井不動産からすれば,赤字のものは出せないし,一定の家賃が入ってくれないと,テナント自身がむしろ今やろうという人がいないということだろうと思うんですね。  私感じますのに,確かに大型店,大型店とアメリカもなっていますし,日本も必ずそれに追随するんだろうと思うんですが,一つは,同時に高齢化社会なんかでコンビニ感覚のような清涼飲料も残さざるを得ないというか,これもやりようによっては利益の出る事業も出てくるのかなと思うんですね。  みずき野の方も,これに非常に関心を持って,既に「明日のみずき野を考える会」の方は柏ビレッジの調査をされたりとか,ああいうところも2年ぐらい先になくなったりしていると。全国的にそういうところがあるんですね。そこは東急不動産なんですが,東急不動産より三井不動産の方が随分対応としてはいいなと。一応三井不動産の場合は,今,やり手を探したいという回答ですからね。やる人がいればやっていただきたいと。  ですから,今から僕に何ができるのかなと思いますし,僕もできることは精いっぱいやろうと思うんですが,行政の力は確かに非常に大きいと思いますので,僕は市長にお願いしたいのは,さっきの五つぐらいのものが失われていくというのは現実だろうと思うんですね。また同時に,これは行政だけ,あるいは三井不動産だけに言うものだけでもないと思うんですよ。住民も協力しながらそういうものをつくり上げていく時代に僕は入っていっているのかなと思うんです。  だから,エクセルと同じような業態がなかなかできないにしても,いろいろと,例えばの話ですけど,ある肉屋さんが協力してくれる,ある魚屋さんが協力してくれる,ある野菜屋さんが協力してくれるというので,何かうまくいくようなことはできないのかなとか,いろいろなことは考えられるし,その間どうするかという相談も始まっていますから,ぜひ市長にお願いしたいのは,市にとっても,できないことはできないと思うんですね。しかし,先ほど少しイメージということでみずき野のこと申し上げましたが,やはり私は,6,000人の住んで,2,000軒の家があったら,あそこでお母さんと女の子が手をつないで店に買い物に行く,そこの店先にはシクラメンやパンジーが並んでいて,オレンジがその先にずっと並んで,一方でこっち側にはゴボウが並んで,ジャガイモが並んで,こういう中で生活をしていく,コミュニケーションがあるというのが,やはり人間としてごく普通の生活じゃないか,当たり前の生活じゃないかなと思うんですね。それが困難な事情が今出ているとすれば,それは住民といわゆる資本の側と行政の側が,それぞれ知恵を出し合って協力しながらそういうまちをつくっていくしか,僕はないんじゃないかなと,最近はつくづく感じております。  そういう意味で,いろいろな無理なお願いも市長にしたりするかと思うんですが,その辺を僕は,考えようによっては,三井さんは三井さんで,あそこのみずき野というのは思い入れを持ってつくった住宅ですから,守谷でいえば,そこから下水道が始まったよということを考えてみましても,思い入れのあるまちだろうと。そういういいものをちゃんと残していくということを考えれば,三井さんだって決してあそこに店がなくなることを望んでいるわけじゃないだろうし,本当に人間らしい生活ができるまちとして残したいというのは当然あるでしょうから,そういうご協力を市長からもいただきたい。ちょっと抽象的な質問なんですが,その辺ぜひお願いしたいんですが。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 当然,三井不動産の方にも文書で要請もしておりますし,今後も三井不動産の方にお願いもするし,我々もそういう業者を当たってもおりますので,そういう業者さんにもお願いをして,生鮮3品だけでも出られるようなことになれば幸いだなと思います。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) いずれにしても,これは日本全国で起こり得る状態だと思うので,みずき野の住民は住民として一つの地域力のパワーがありますから,これを一つのモデルにしようぐらい,市長は考えていただいて,全国からみんな視察に来るぐらいのいいまちづくりを,これを機会に,エクセルだけじゃなしに,あれにかわるようなものをつくって,私自身はそういう意気込みで頑張りたいと思うので,行政の方もぜひ後押しをお願いしたいと思います。  最後,時間が少なくなりました。簡単にやります。こういう予定じゃなかったんですが,ちょっと長くなりました。  公共交通の再編について,これも先ほど何人かの議員の方から出されております。実は,やまゆり号の見直しとか,路線バスの見直しということが言われています。  先ほどもちょっと申し上げましたが,実は1カ月前にアメリカ・ロサンゼルスとラスベガスに行ってきたんですが,やっぱり国の違い,歴史の違い,文化の違いというものをひしひしと感じたんですね。といいますのは,アメリカ社会というのは,特にロスなんかはそうなんでしょうが,車社会に意識的にやったんですね,政策的に。電車も走っていたのをとめて,バスもあんまり走らないようにして,車社会をつくって,ビッグスリーを育てた。そのために,高速道路,片面7車線で縦横無尽に無料で走れるよと,こういう社会づくりをやった。だから,意識的に車社会をつくったんだなというふうな思いがします。  日本も,その車社会は昭和40年代からぐっと伸びていくわけなんですが,同時に,日本の場合は公共交通というものも,都会では,地方でもあったんですが,これが中曽根臨調行革のときにかなり切られていったというのが歴史だろうと思うんですが,公共交通のそういう歴史的な意味みたいなものも,ぜひ考えてみる必要があるんじゃないかなという感じがしています。  というのは,ロスに行ってびっくりしましたのは,そういう状況の中で高速道路から一般道路に出ても,まちの中で人も歩いてない,自転車もいないんですよ。そういう社会なんです。車で動く社会なんです。だから,歩道もちゃんと引いてないし,大きなショッピングセンターに行っても,その中を車で動くような感じなんです。だから,歩道もないんですよ。ちょこっと信号あったりするんですけど,本当に文化の違いというか,歴史の違いというものは,えらいものがあるんだなというのを感じています。  そういう意味では,今,エネルギー問題が,石炭から石油になって,石油が今かわろうという曲がり角だと思いますし,自家用車は自家用車で残っていくんだと思いますが,しかし,高齢化社会の中で,公共交通の重要性というのは非常に大事になってくるんじゃないか。  特に日本の大きさというものを考えた場合,アメリカの場合もうちょっと距離がでかいですから。ロサンゼルスといっても,柏とか松戸とかそういう感じじゃないんですね。関東全域ですからね。ちょっと今から近くのショッピングセンターに移動しますといったら,120キロぐらいで1時間ばあーっと走るから,水戸より先に行っちゃうわけですよ。そういう感覚ですから,距離感覚は全然違うんですが,そういうことを考えると,守谷というのはちょっと小さいのかなとも思いますが,あるいはちょっとまだ人口が少ないのかなと思いますが,しかし,これが,私鉄と行政も協力しながらいい公共交通をつくる大きな一つのチャンスと考えていただいたらいいんじゃないかな。ある意味では,単なる単年度の見直しじゃなしに,再出発というか,本格的な公共交通をこの守谷の中につくっていくぞと。そういう意味では,自動車1台持つことが年間どれだけお金使っているかというような宣伝もして,環境にどれだけ優しいものかという,そういう資料なんかも使って,一つの運動にしなきゃ僕は広がらないんじゃないかと。定着しない。川向こうだったら電車,バスに乗るけど,利根川越えると自家用車というのが,こういう先入観が僕らの中にあると思うんですね。  その中で,守谷だけはちょっと東京に近い,30分で東京だよと,そういう位置にありますので,ちょっと都会型になってきているんじゃないかなという感じがしていますので,ぜひそういう位置づけを持って取り組んでほしいと思いますが,その辺いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) 市内の公共交通という観点でございますけれども,やはり今の時代,地球温暖化防止,環境保全,自家用車の削減といいますか,そういう観点からも公共交通はすごく大事なものだと考えております。  また,幾ら乗ってくださいと言っても,利便性といいますか,その辺のところも左右されるものだと考えておりまして,じゃあ守谷は何よと言われたときに,やはりバスかなと思うわけですね。  今,平成17年につくばエクスプレスが開業いたしまして,県内では珍しく,撤退する路線バスそれ一方だったんですけど,守谷の場合はそこに6路線が整備されたわけですね。そういう意味では,それを大事にしていかなきゃならないと。なおかつ空白地もあるわけですから,そういうところも格差をなくすような形で,なおかつ乗ろうという気持ちにならなきゃいけないというところもあると思います。  そういう意味では,先ほど議員おっしゃられたように,啓発活動も十分やっていかなきゃならない。ただ単に,ありますよ,乗ってくださいということではなくて,やはり積極的な仕掛けというものが必要になってくるかなと。それについては,自治会とかそういうところのお力添えも必要になってくるでしょうし,データ的に,こんなに乗っていただくと経費の面でも安くなるんですよ,例えば車検とかガソリン代とか。あるいは別の観点で,一番最初に言いましたように,環境問題についても守谷というのはきれいにしていくんですよということも含めて,やっていかなきゃならない問題だろうなと考えております。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) 早く終わるつもりが,もう4分しかなくなりました。あと20分ぐらい欲しいんですが,4分で終わります。  交通網というのは,我々が若いときに勉強していたのでは,マル経でいっても近代経営学でいっても,鉄道の距離が一つの経済の指標として大きな存在,それから通信の状況,こういうものがあったと思うんですね。これはこれで間違いないような気がしているんです。それをアメリカは,逆に車社会にぐーんと切りかえたわけですが,それで行き詰まったときに,アメリカ社会の場合はお金持ちは何とかできるんですが,億単位のマンションにお年寄りが入っているようですが,そういうふうには日本はいかない。そういう意味では,公共交通というのは,もう1回,日本で大きな課題になってくるような気がします。  そこで,今からつくろうとしています守谷市の地域公共交通活性化協議会について,どういう中身を考えていらっしゃるのか,そして人選なんかを教えていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) 今,議員からありましたように,仮称でございますけれども,守谷市地域公共交通活性化協議会というものを近々立ち上げる予定でございます。これに先立ちまして,循環バスのあり方研究会ということで研究していただいた内容をまとめていただいた経緯もございます。それらをもとに,これらにかけていきたいと考えております。  具体的な内容でございますけれども,まず,今までは,バスといっても,やまやり号と路線バス,これが全く別個の位置づけだったですね。市としての位置づけとしては,路線バスを補完する形でやまゆり号を運行するという位置づけでやってきたんですが,これからは一体的に考えていきましょうと。要は,やまゆり号に乗っても路線バスに乗っても,相互にどっちも行けるんですよというようなことで,相互の乗り継ぎ券ということを考えてございます。  それにつきましては,やはり余り格差があってはだめだと思いますので,ある程度その辺の格差是正,例えば料金の話ですけれども,今現在,路線バスについては市内最高額で200円なんですね。やまゆり号は半分ですよということがありますので,そこらの問題点も解決していかなきゃならないかなとは思いますけれども,そういう相互乗り継ぎということ,そういうところを考えてございます。  それと,お金の是正もそうですけれども,便数の是正というのもあると思うんですね。相互乗り入れしましょうよといって,片方はほとんど走ってなくて,片方がいっぱい走っていて,そこへ乗り継ぎしましょうよといってもうまくいきませんので,その辺の運行便数の兼ね合いとか,そういうものも含めて考えていきたいと思っております。
     それと,いかに乗っていただくかということが大事だと思うんですね。これまでの行政のサービスというのは,はい,ありますよ,やってくださいねということが,どちらかというとそういう感じだったんですけども,今度は,市長が掲げるように,協働のまちづくりの一環として,地域と一緒に,乗るためにはどうしたらいいんだろうかということでの取り組みというのも必要になってくるかなと考えております。  ちょっと視点がずれたかもしれませんけど,そういうことを考えてございます。  メンバーにつきましては,一応今の段階では,大きく言って六つの区分を考えておりまして,市民,または公共交通の利用者の代表という区分を一つ,それと学識経験者という区分を一つ,それと国とか県の行政機関の代表,それと業者の方で一般旅客運送の代表ということでバスとかハイヤーとかそういうところ,あとは組合,今言った例えばバス会社の組合の代表の方とか,それと副市長といいますか,市の職員という形で,合わせますと六つのカテゴリーでメンバーを構成していこうかなと考えてございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆16番(平野寿朗君) 僕もバスに乗るときはどういうことかなということで,使えないなと思うんですけど,最近で言えば忘年会が多いんですが,野球部の忘年会,この前ジョイフルの前の金太楼でやったんですが,そうすると歩いて行ってタクシーで帰ると。この前は,大久保でやって,これも車で乗っていって代行で帰ると。  そういうことを考えて,僕の場合はお酒飲む場合が多いんですが,いろいろな人のパターンを考えれば,やはり今,使えないんだろうと思うんですね。そういう意味では,乗りかえ自由で料金一緒とか,わかりやすくて便利で割安でと,こういうものをつくれば乗ると思うので,ぜひそういうものをやりながら,途中でまた見直していくということをぜひつくり上げて欲しい。  最後に,これは申し上げて終わりたいと思うんですが,最近ある雑誌を見ていますと,宮崎市で地域コミュニティー税を各500円,また別に取っているようですね。それだけ地域コミュニティーというのが,今から自治体の一つの大きなポイントになるんだろうなというふうに感じています。そういう意味では,私は,その辺のことを含めても,このバス路線のうまい組み立てをやっていくのが非常に大事だということを申し上げて,終わりたいと思います。  済みません,早く終わるつもりが,50分全部使ってしまいました。皆さんに長い時間おつき合いいただきまして,ありがとうございます。  以上で終わります。 ○議長(又耒成人君) これで平野寿朗君の一般質問を終わります。  これをもちまして,今会期中の一般質問を終わります。  以上で,本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会いたします。                 午後3時08分散会...